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長門や陸奥の主砲に付いている8cm外(月唐)砲の使用目的はなんですか? また装弾はどのように? P |
- いつもついてるものではなくて、練習のときだけ据えつけるものです。
近距離(つまり決戦距離)での射撃訓練に使用します。
戦艦主砲の砲身は消耗品ですし、砲弾や装薬の価格もひどく高価なものです。
このため、おいそれと実弾射撃訓練を行うことができません。
代わって、弾道性能のよく似た小口径砲を主砲砲身上に据付けてそれで標的を撃ち、主砲を「撃ったつもり」で射撃訓練をやるわけです。
外とう砲射撃は本来の主砲を扱う操砲訓練とは別にやるもの(つまり砲戦指揮関係の部署を主なターゲットとする訓練)なので、砲塔の旋回俯仰の操作員は別として、砲員は砲塔上に出て外とう砲を操作します。
まなかじ
- 訓練でドンと打つのだ
主砲を空でうったら給料5ケ月
8センチなら実弾でも1月
艦船狂
- >1
アレは「近距離」に限定している訳ではなく、各射距離に応じた訓練が可能なんです。
tackow
- 回答ありがとうございます。
長門、陸奥の写真で外とう砲を見ただけですが、すべての戦艦に訓練用として装備していたと考えてもいいですか?
P
- 外筒砲の他にも内筒砲と言うのがありました。
文字通り、砲尾から砲身内にライフル銃を突っ込んで砲尾で固定し、電磁石の働きにより砲自身の引き金でライフル銃の発射を可能にした訓練装置です。
実は日露戦争中の猛訓練も主が内筒砲によるものでした。
最初に発案・実施したのが1980年代以前のフランス。後にイギリスがパクって完成させ、それが日本にも伝わったそうです。
戦艦乞食
- >4
8センチ外とう砲は戦艦用でして、全ての戦艦に付けられていたと考えて差し支え無いと思います。
重巡の場合には5センチ外とう砲を用いたようですが、それ以下に関しては調べてないので判りません。。
tackow