1549 |
戦後、復員船となった「葛城」には、どれくらいの復員者が乗れたのでしょうか?。 インドネシアから引き上げてくる際に「葛城」に乗ったという祖父が「三万人ぐらいは乗っていた」と言うのですが、どうも一桁多い気がしてならないのですが…。 若葉印 |
- 一回の航海での数ですよね。
私の記憶が定かであれば、おっしゃるとおり一桁多いです。
確か3000名を乗せたという話がしばしば出ているはずですので。
ちなみに復員船の朝のラッシュはそれはそれは激しかったそうで(笑)
機動メカ分署付
- 以前バイト先で、総トンで1トン辺り1人は何とかなる、と聞いた事があります。ただこれは客船での話ですが。
葛城は基準排水量17800トン、総トンにすると約30000トンになりますから乗れないことはないのでは?
ただ、葛城は軍艦だから、構造的にどうでしょうか?とも考えられます。復員船だから1人当たりの荷物は少ないとは思いますけれども。
ほほうてい
- シンガポール、メダン、バンコック、香港からの復員者を乗せて、昭和21年11月に浦賀へ帰港した際の復員者数は8,589人となっています。
chuukichi
- 基本的に5000名乗船できるように改装されたようです。が、復員船は「葛城」に限らず、予定人員をオーバーして運んでいますし、大戦末期の輸送船(満州→フィリピン)では 1人/総トン で輸送していた(武器弾薬こみ)ので不可能ではないとおもいます。
また、樺太などからの避難船では6000トン級に8000人(甲板上から機関室まで)詰め込んだとの証言もあります。
能登
- 確かに5000名を収容できるように改造されていますね。
私が覚えていた3000名というのは第一回の復員輸送のおおよその数でした。
で、葛城は合計8回ほど復員輸送に従事していますがその合計数は約50000名です。
内訳の詳細は資料の持ち合わせがないですが、1回目2579、2回目約5000、6か7回目が約8000という数が参考になりますね。
1回3万はいくら何でも多過ぎだと思いますよ。
現実に収容可能かどうかはさておいて、もし3万人を乗せていたら、質問者のお祖父様はきっと「葛城の中は息苦しかった」くらいの回想はしていることでしょう(笑)
復員船時代の葛城の乗組員の方の手記が手元にありますが、葛城は広々としていることで有名だったようです。
機動メカ分署付
- 真面目な話、全航海でという気がしますが。
一度お祖父さまに確かめてみては如何でしょう?
勝井
- 皆様、ご回答ありがとうございます。
一回の航海で三万人乗せるのは、不可能とはいえないかもしれないが、実際に乗せたことは無かったということですね。
>6
確かに祖父に聞ければ一番なのでしょうが、現在連絡が取れる状態にないもので…。ただ祖父の話は、一航海で三万人乗っていたようなニュアンスであったものですから、質問させていただいたわけです。
若葉印