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ドイツの艦艇の高角砲は10.5cmや8.8cmが有名ですが、 12.8cm高角砲を艦船にのせて使ったたら前者の物より優れた能力を発揮したでしょうか? 弥太郎 |
- 高角砲の能力とは射撃速度と射撃指揮装置の性能で殆ど決まります
ドイツの12.8は確かに優秀な性能を持った大砲ですが
射撃速度は日米の同級と同レベルで、別に何処が良いというほどでは有りません
初速の高さは魅力もありますが、それによる長い射程を活かせるだけの射撃指揮機能を持っているのかは極めて疑問です
総合的に見て従来の10.5は充分に優秀な対空砲であり
それでソードフィッシュ程度に苦戦した事からもドイツの対空射撃指揮機能は米軍のそれよりも劣るのではないかと想像します
よってこの優秀な対空砲の性能を充分に引き出す事は無理であり
恐らく砲1門あたりの効力は10.5と事実上変わらないでしょう
言うまでも有りませんが、12.8は10.5よりずっと大型ですから
重量あたりの対空戦闘能力は10.5を採用した場合に比べても低下するでしょう
SUDO
- ドイツの10.5cm対空砲は優秀なのですがビスマルクですら、いかんせん砲塔式になってません。色々な意味で砲手等が剥き出し状態なのは戦闘力をがた落ちさせます。
SUDO先生の仰るとおり10.5cm砲よりでかくて重い12.8cm砲は副砲廃止でもしないかぎり(4万トン級でさえ)砲塔化は難しいかもしれません。さらに10.5cm砲より搭載数が減少するでしょうから戦力低下は免れないでしょう。
戦艦乞食
- 二重投稿になってますね、申し訳ありませんm(__)m
なるほど重要なのはハードよりソフトという事ですね
もう1つ質問させていただきます
この12.8cm砲ですが砲塔化され射撃装置等もある程度のものを
装備することができたのならば
アメリカのMK21:12.7cm砲のような両用砲になれたでしょうか?
弥太郎
- 弥太郎さんが多分期待されているだろう長砲身型ではなく、短めの45口径砲両用砲なら駆逐艦用に計画されていますね(12.7cm/45SK C/41 )。あ、12.7cmと表記しますが実際は128mmです。
完成した場合、性能・重量共、米12.7cm/38にかなり近いようです。
戦艦乞食
- 先ほどの45口径砲、日英米式に測定すると42.1875口径になります。
また61口径両用砲(日式で58.51・・口径)も開発され、終戦時に連装砲塔が設計中だったようです。
戦艦乞食
- いろいろとありがとうございます
12.7cm/45SK C/41<できたら架空機の館の16回競作に使ってみたいと思います
弥太郎
- 61口径砲の方の名称は12.7cm/61 KM40 (もしくはLM40)だそうです。
弥太郎さん、絵をお描きになるのですね うらやましい・・・頑張って下さい!
戦艦乞食