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日本海軍が洋上で給油する場合、補給艦(便宜上こう呼びます)と横に並んで給油する方法と縦に並んで給油する方法の二通りがあったと思うんですが、現代では縦に並んで給油する方法は取られていないように思います。 何か理由でもあるんでしょうか? 涼月 |
- 私も寡聞にして、縦引き補給と横抱き補給の差異には詳しくないのですが、思いつくままに特徴を述べます。
1)縦引き補給
利点: 補給艦に被補給艦が曳航される形なので、船位が取りやすい
欠点: 追突を避けるために、低速にならざるを得ない
給油ホース以外の展開が難しいく、
特にハイラインを用いた物資や人員の移送は無理。
2)横抱き補給
利点: 左右両舷に被補給艦が配置できる。
直進しつづけるのであれば、比較的高速(18ktまで?)で行える
物資や人員をハイライン(仮設のロープウエイ?)で移送できる
欠点: 2艦が衝突寸前まで近接する必要があり、熟練を要する
であると考えられます。結果、1式より2式の方が利点が大きいと考えられ、現在に至っているのではないでしょうか.
また、戦中に縦曳きを多用したのは、航行中に2艦を並走させることに不安があったためだったと思います。
能登
- 能登さん
なるほど横に並んだ方が利点が多そうだ、というわけですか。
ありがとう御座いました。
涼月