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1495 初期の自衛艦は、防御兵器のSAM短距離艦対空ミサイルしか、ミサイル兵器を、搭載しておりませんが、最近の艦は、攻撃兵器のSSM艦対艦ミサイルも搭載しておりますが、これは、どういった理由から、搭載しているのでしょうか?防衛軍なら、相手の放つミサイルを落とす対空ミサイルのみでよいと思うのですが?
注意 私は右翼ではありませんので。
晴嵐

  1. 攻撃は最大の防御です
    SUDO

  2. 自衛艦が『防衛』しなければならいのは自艦ではないからです。
    対空ミサイルでは『防御』は出来ても『防衛』活動は難しいと思いますが?
    弥空

  3. >初期の自衛艦は、防御兵器のSAM短距離艦対空ミサイルしか、ミサイル兵器を、搭載しておりませんが

     西側でSSMが実用化されてごくごく標準的な装備となった時期と、護衛艦がSSMを搭載しだした時期とが重なるので、べつに政治的理由で搭載しなかったわけではないと思います(1980年前後)。

     短距離艦対空ミサイルというのはシースパローのことを指しておられるのだと思いますが、これもSSMと程近い時期に実用化されたものだったはずです(記憶モード御免)。

     個人的な意見ですが、戦争状態にあれば敵にあたる相手が銃を持ってうろうろしているだけで「攻撃的意図がある」と認定できます。ならば撃たれる前に撃つのが最善の策ではないでしょうか。
     昔の海自幹部の話なんかを読み返してみると空母コンプレックスは拭いがたいものがあり、実現できない空母のハケ口として長射程の艦対艦誘導弾に走ったって可能性も否定できないかと(この文節は塵)。
    居眠り将軍

  4. ミサイルの類を一番最初に装備した護衛艦は「あまつかぜ」からですが、あまつかぜの装備したミサイルはターターSAMです。
    これはのちにスタンダートに換装されますが、対水上用モードも装備されており、限定された対水上戦能力を備えています(有効性はともかくとして)。

    で、短SAM(シースパローですな)が導入されだしたのがDDH(しらね型)やDD(はつゆき型)から、そのうちはつゆきはSSMの装備も最初から考慮されています。

    まあ、理由は色々あると思うのですが(フォークランドや中東戦争等の戦訓)単純に考えて見て下さい、ミサイルを撃って来るキャリアー(この場合、ミサイル艇や駆逐艦、巡洋艦等)を叩かずに、飛来するミサイルだけを叩いたとします。
    その場合、再度ミサイルを装填して来襲してくる事が考えられます、更に撃ってくるミサイルの迎撃を何回も繰り返すのは効率悪いでしょう、さっさとキャリアーを叩いてしまえば、再出撃してくる事は無くなりますし、またそのキャリアーがミサイルを撃っただけでなく阻止線を突破して国土(もしくは何らかの重要拠点/護衛対象でもなんでもいいや)に近付いたらどうします?それを阻止する手段を持っていなければどうしようも無いのではありませんか?

    要は考えられうる脅威に対処するための手段はあらかた搭載されているという事です、貴方が仰るように脅威がミサイルだけならそう言った装備もありでしょうが、そうは問屋が卸さないと言う事を良く考える必要があります。
    ooi

  5. 上の方々のように対艦ミサイル搭載の経緯について知悉している訳ではないので
    本来、回答すべき立場にはないのですが、敢えて一言、言わせてください。
    もし、敵が複数のミサイルをあなたの住む都市に撃ち込み、自衛艦がこれらの
    ミサイル全弾の迎撃に失敗した場合どうしますか?
    貴方が右翼でないのは結構です(私もそうですが)、しかし、質問文にあるような
    論理がまかり通るような国は、世界中のどこにもありませんよ。ウソだと思うなら
    どこでも行って聞いてみてください。一笑に付されるか、聞こえない振りをされる
    かのどちらかでしょう。よく考えてみてください。
    失礼しました。

    Striker

  6.  自衛艦で最初に対空ミサイルを搭載したのは「あまつかぜ」で1965年です。当時最新のターター・システムで艦隊防空用でした。シースパロー短SAM(個艦防空用)を搭載したのは「しらね」で1980年です。対艦ミサイルはというと、地方隊用DEの「いしかり」にハープーンを装備したのが最初で1981年でした。
     何故、この時期かといえば、それまで西側(特に米)ではまともな対艦ミサイルが開発されていなかったからです。それまでの自衛艦の対艦兵装は5インチ砲だったわけですが、対艦ミサイルを装備することで汎用DDは3インチ砲にしたわけです。また海自はそれまで魚雷艇を保有していたので(今はミサイル艇)、別段、対艦兵器がなかったわけではないのです。
     まあ、確かに空自のF4戦闘機などでは空中給油装置や爆撃照準器をはずしたり、C1輸送機の航続距離を制限したりなど、今から考えれば随分ばかなこともしているわけですが、本来は「過去の反省とお詫び」をしっかりとしておいたならば、周辺諸国から警戒されることはないはずです。未だに、反省していない人達が周辺諸国の人の神経を逆なでするような行動や発言を繰り返しているのが問題です。
     なお、世界のどこの国の軍隊もすべて「防衛軍」で他国を侵略するための軍隊を(能力として可能か否かは別にして)持っている国はどこにもありません。
     あと付け加えると、「抑止効果」というのもありますね。相手に殴り返す力がないと判っていると、往々にして力で解決しようとするものです。 
    波タカシ

  7. 過去の反省とお詫びというのは一体何処の誰に対してすればよいのでしょうか?
    何を反省するのか、どういった事をお詫びするのか、非常に漠然としすぎてやしませんか?
    戦争の理由と経緯と結末をきちんと把握して後、この様な行為をすればともかく、
    まともな議論すら最近まで公式の場では圧殺されていた状態でしたから、そこを
    蔑ろにして「詫びる気持ちも反省も足りない」とは如何なモノかと思います。

    管理人様へ、本来の筋からははずれていることは重々承知しておりますので、後程
    このレスを削除していただければ幸いです
    YAK

  8. 「過去の反省とお詫び」というのは村山内閣のときに出されたもので、あまりにも遅すぎたものであったということです。ドイツの場合は何度も繰り返し「過去の反省」が表明されています。
    波タカシ

  9. なんだか、だんだん本題と話がずれてきてるような気が。
    SAW

  10. もしかしてドイツと日本、それぞれの戦争を同一視してませんか?
    だとしたらあまりにも乱暴な捉え方だと思います。
    村山総理の謝罪に関しても東南アジア諸国からは、一笑に付されていますし
    それぞれの国とも和平条約は結ばれているわけで、万が一戦争責任が有るとしても
    その時点で決着はついています。
    (ドイツは戦争責任は「ナチス」に全て有るというスタンスです)
    むしろ村山総理の謝罪は「ポーズ」と取った方が妥当でしょう。
    それに周辺諸国の懸念といっても、中身は中国、韓国の2ヶ国しかないのでは?(笑)
    だとしたら、そこを明確にして議論した方が論点が鮮明になると思いますがー。

    いい加減話が脱線しまくっていますので、もうこれ以上書き込むことは無いでしょう。
    (管理人様へ、後ほどの削除よろしくお願いします)

    追伸.非常に僭越では有りますが、波タカシさんはもう一度ここら辺をお調べになった方が、要らぬ混乱を巻き起こす確率が減ると思いますので、宜しいかと存じます。

    YAK

  11. 私が、言いたいのは輸送機の航続距離を制限するなどの判りにくい「お役人」的な対応をするよりも、早くから前大戦を総括し「謝罪の意思」を「表明」しておくことによって、防衛力を整備する場合のいらぬ警戒(対外的というよりむしろ対内的に)を与えることがなかった、ということです。もう少し「文脈」の中で捉えて欲しいものです。いっては何ですが多分私の方が1.5倍くらい長く生きていますよ。日本中心の極一時期の歴史だけではなく、もっと広い範囲で歴史を学ぶべきですよ。(ごめんなさい。少し感情的になってます。)ポーズでもなんでも(心の中でどう考えていようが)政治的な対応というのが必要だと思います。

    削除してください。
    波タカシ

  12. ごめんなさい。削除キーが欲しいです。

    YAK様、心情を害する言葉があったかと思います。お詫び申し上げます。
    ただ、追伸は止めておいて頂きたかった。
    波タカシ

  13. >防衛軍なら、相手の放つミサイルを落とす対空ミサイルのみでよいと思うのですが?
    この質問に対する解答が「撃たれる前に撃て」的なものが多いように思えるので、あえて書き込みます。

    警察官は犯人を逮捕するのが任務であるから、警棒と防弾チョッキのみでよい、とはならないでしょう。
    防弾チョッキといえども100%安全という訳ではないですし、犯人が銃器を所持している場合、警官がピストルを所持している場合とそうでない場合で、犯人が警官に向って発砲する確率は当然変わってくるでしょう。警官から撃ち返される事を承知で撃てる犯人がどれだけいるでしょうか?

    私見ですが、私は「軍事力」とは「存在すること(presens)」に意味があり、行使することを目的としているわけではないと考えます。戦うことよりも、相手に戦うことを選択させないことに意味があるのです。
    ただし、相手より優位に立とうとすると、相手も同じように行動するので、際限の無い軍拡競争に陥ってしまうという危険性はありますが。その辺りを十分考慮した防衛力整備が必要でしょう。

    最近の自衛艦が対艦ミサイルを装備する理由は、周辺諸国の海軍も同種の艦を整備しているからであると答えます。
    波タカシ

  14. 補足説明。
     上記の回答者のみなさまは、以下に述べることを決して失念してらっしゃるわけではないことは重々承知してますが、万が一誤解があってもいけないので。
     「防衛軍」の艦艇の役割には、侵略軍の地上部隊を載せた揚陸艦や輸送船を阻止することは当然含まれますよね?そのためには対艦船装備は必要不可欠でしょう。もし仮に侵略軍の艦船が、自衛艦に対し攻撃を加える意図も能力もないとしても、自衛艦の側には侵略軍艦船に対し攻撃する必要は大有りなのです。質問者の方の設問では、自衛艦の仕事は、艦自体の「自衛」以外にないかのようにもとれるのですけれど。そのような文字通りの「自衛」艦があるとして、そんなものに国民が血税を費やす意味が果たしてありましょうや?
     おそらく、誤解の根本には、「防御兵器」「攻撃兵器」と区別してらっしゃることがあるのではないかと推測いたします。高名な江畑謙介氏が、「兵器と戦略」という著書でこの問題を論じてらっしゃるので、もし機会がおありになれば、ご一読をおすすめします。私もそうですけれど、江畑氏も右翼ではありませんからご安心を。
     蛇足ですけど実例を少し。たとえば戦車は「攻撃兵器」なのでしょうか?もとはと言えば、第一次大戦において自陣営の国土を侵略したドイツ軍を排除する側にあったイギリスが開発したものですけれど。逆に対戦車ミサイルは、アメリカのメアリー・カルドー教授や茨城大学の大江志乃夫教授などは、「防御兵器」で平和的だと主張してましたが、私の記憶が正しければ対戦車ミサイルが世界で始めて使われたのは、フランス植民地軍が、アルジェリア解放軍の陣地つぶしに使用したときだったと思います。植民地独立を弾圧するのは、防御的で平和的で素晴らしいことなのかな?地雷は「防御兵器」と言えるかもしれませんが、アンゴラやカンボジアで足をふっ飛ばされた子供は地雷を平和的ないい兵器とは思わないでしょう。「防御兵器」「攻撃兵器」という区別は、かつて我が国の国会論戦でも用いられてきましたが、私はこれには本質的な自己欺瞞があると考えています。
    りんちゅー

  15. ↑う〜む。改めて読み返してみると、ワシは結構キツイ書き方してるな。晴嵐様、みなさま、お気を悪くなさいませんよう、失礼の段お詫びいたします。
     ところで、書き忘れましたが、江畑先生の「兵器と戦略」は朝日新聞社の朝日選書の一冊でございます。ね、右翼じゃないでしょ?
    りんちゅー

  16. 削除はしません。
    管理人

  17. 防御用・攻撃用兵器なんてぇ厳密な代物は世の中に存在した試しがござんせん。

    そら確かに射程等による「指向」があるかもしれませんが、あくまでも相対的な話
    であって、兵器は兵器、単なる道具にしか過ぎんです。結局は運用者によって使用
    法が決められてしまうのですね。

    まぁ、そういう言い方でしか国民に説明できないし、納得できない時点で、その国
    の国民は頭のネジがぶち抜けてる訳ですよ。狂ってるとしか言い様がない。想像力
    の欠如とでも言えますが。
    sorya


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