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また、素朴すぎる質問ですが、どなたか馬鹿にせずお答えください。太平洋戦争での、航空機の参加しなかった水上艦艇同志の戦闘を記録したノン・フィクションで、よく「駆逐艦には、たちまち砲弾が集中して艦橋など艦上構造物は鉄屑の塊と化した」などの記述をみかけますが、そのあとに「しかし、その駆逐艦は怯まず魚雷を発射...」などと続いています。乗組員個人の超人的努力は別として、ガレキと化した軍艦に、もちろん損傷の部位・程度もあるでしょうが、このような組織的戦闘力が残されていることは比較的多いのでしょうか?それとも、文学的表現が加味されているのか?実際はどうだったのでしょうか? わからん! |
- 実際問題としてそう簡単には被弾個所近辺以外は瓦礫の山にはなりません
また中破や小破と判定された艦艇の写真でも被弾個所近辺は中々凄いことになっていたりするものです(写真を見てもらえればよいかと思いますが)
また良く訓練された艦艇と乗組員は最後の瞬間まで戦闘能力を維持していたりするものでもあります
また多くの兵器は多系統化されています
艦橋が死んでも別の代替指揮機能が生きていることはありますし、そういった事を想定した訓練も行われています
そして、古今東西の海戦の多くでそれは実証されています
沈むその時まで応戦を止めなかった艦艇はいくらでも居ます
軍艦というのは凄まじくしぶといものでもあるのです
SUDO
- 話を混乱させるために逆の事例を(笑)
いつまで経っても次の命令が来ないから電話に向かって「艦橋、艦橋」と叫び続け、最終的に伝令をやったら「艦橋がありません」と報告されたという話もあります。
特に機関関係の部署だとこういう話が多いです。
砲は艦橋損壊でも独自に撃ってる場合がありますが、魚雷はどうでしょ?
個人的には魚雷は艦橋が損傷を受けた場合ろくに照準がつけられないので撃たないのではないかと思いますが、一応発射管側でも発射できることはできます。
もともとそんなに知らないですが、それにしても太平洋戦争中の駆逐艦に限って言えば思い当たる例がありません。
ほんとに撃ってるのかな?
文学・歴史の10
- ↑英駆逐艦では例があります。「チャンネル・ダッシュ」の阻止に出た駆逐艦のうち、ウォースターが
襲撃運動の際被弾によって艦橋と発射管側の連絡が絶たれ、発射管側の判断で独自に発射しています。
大塚好古
- おおっ、さすが大英帝国。ダテにライムばっか食ってるわけじゃないんですね。お見それ致しました(笑)
さて日本海軍の例は・・・。
文学・歴史の10
- 質問者の続きです。記憶にあまり自信ないのですが、レイテでの小沢機動部隊所属の駆逐艦「初月」が単艦で、追撃する米重巡部隊相手に交戦したさいに、最初の砲撃で大打撃を受けた後、魚雷をかなり適切に発射したため、米巡は回頭回避を余儀なくされた、との記載を読んだ気がするため先の質問をさせていただきました。みなさま、お答え有り難うございました。
わからん!
- >5
念のため。
初月最後の戦闘に参加した乗組員に生存者はいらっしゃらないはずです。
従ってこれに関する初月側の証言は存在せず、現在我々が知る初月最後の戦闘の模様は米側の証言が主体です。
米艦からは魚雷を発射したように見えたことは事実でしょうが、実際の発射についてはどうかわかりません。
ましてや発射時に艦橋が損壊していたかどうかは全く闇の中ですので、エンガノでの初月の事例では「どうとも取れるが何一つ確証がない」としか言えません。
個人的には撹乱のために雷撃したとは思いますが、あくまで想像です。
・・・それより本当に初弾命中したのか?(疑)>米海軍
文学・歴史の10
- 最近出た本「空母瑞鶴」には米軍巡洋艦戦隊アクションリポートからの引用で、初月から発射されたと思われる
複数の魚雷航跡が米巡洋艦の進路を至近で交差したのが発見されたそうですから、初月の戦闘行動に対応した
米軍巡洋艦戦隊の回避運動と追撃の遅延は事実のようです。
Navy
- 実際問題として
指揮システムが駄目になっても発射は出来るんですよ
引き金に相当するものは砲や発射管にもあるんで
だから、武装が破壊され無い限りは、潜在的には戦闘可能なのです
ただ、応戦が効力をもつものになったかどうかは時と場合によって異なります
でも、それを言い出したら限が無いので割愛します(笑)
ましてやエンガノのあの行動はなんとも言えないでしょう
雷跡が見えたのかどうかも妖しいし(だってもう暗くなかったか?)
あの時期の米軍はスリガオの最上の旋回運動を雷撃と誤解したって前科もありますし
果たして初月が指揮機能を喪失していたのか、それでも雷撃したのか
それは永遠の謎なのではないでしょうかね
SUDO