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どこで質問したら良いのか迷いましたが、ここで質問させて頂きます。 レイテの大和が護衛空母に徹甲弾を撃って、船体を貫いただけという話は有名ですが、シャルンホルストは空母「グローリアス」をどういう風に撃沈したのでしょうか? やはり徹甲弾で穴だらけにして、浮力を完全に奪って撃沈したのでしょうか? 12式戦爆 |
- 私は細かいことはわかりませんが、両者の砲口径の差が18cm(D級:28cm、大和型:46cm)あることだけはわかります。威力の差もかなりの開きがあることでしょう。
居眠り将軍
- いつもながら,記憶モードで,かつ出典が明らかではないのですが,レイテでは
護衛空母を正規空母と誤認したから,徹甲弾を使用したのではなかったかと…。通常弾を用いれば,状況が異なるのではないでしょうか。また,グローリアスは元は軽巡(分類が適当かあやしい)なので,若干は装甲がある(かなり薄いが)ので,素通りということは無かったのではと愚考いたします。
痴呆公務員
- すいません、追加質問です。
正規空母に徹甲弾をぶっ放した場合は、きっちり信管は作動して「轟沈」になるのでしょうか?
12式戦爆
- 例によって詳しいことはわかりませんが(ぉ
ドイツ海軍では重巡洋艦クラスまでの目標にはまず弾頭信管(瞬発〜短遅動)の通常弾を使うものとされていたようです。
ラプラタ沖ではシュペーが、デンマーク海峡ではプリンツ・オイゲンが(フッドを重巡と誤認した)弾頭信管通常弾を瞬発で撃ってます。
ドイツ海軍の大型艦砲の弾種は大きく分けて弾頭信管通常弾、弾底信管通常弾、大遅動弾底信管徹甲弾の3つになります。
ドイツの海戦要務令(?)を見たわけではありませんが、いくつかのドイツ艦の砲戦状況を見ていると、巡洋艦程度までは、まず弾頭信管通常弾で上部構造を破壊して戦闘力を奪い、弾底信管通常弾でトドメを刺そうというもののように思われます。
とにかく沈めてしまおうというのでなくまず黙らせてしまおうというところが変わっているように思えますが、洋上での損傷をできるだけ避けたいからなのか、損傷させれば逃げられるということなのか。弾底信管通常弾は商船を砲撃処分にするときなどは始めから使うので「沈める」弾だと思っているようです。徹甲弾は戦艦クラスとの交戦のためにできるだけとっておく傾向があるようですね。
おそらく、空母にもこの砲戦要領でいったのではないでしょうか。
むしろ、このときの海戦では護衛のアカスタとアーデントに対しての副砲の射撃の方に興味がありますねえ。
敵国艦船の人は資料お持ちでないでしょうか?(笑
まなかじ
- 日本海軍の徹甲弾に関しては、敵国艦船先生のペヱジのUMAXの10
http://homepage1.nifty.com/HARPOON/UMAX10.html
に興味深い記述があるです
まなかじ
- ヒッパー級に関しては目標がこれの場合で距離がこれなら弾丸はこれを使え、という資料は
家にあるんだけど、シャルンホルストの一番詳しい資料はその他もろもろと一緒に魚雷の人が
何かを書く際に貸して以来まだ戻って来ないので手元に無いかも。まあ近いうちに手持ち資料は
当たっておきます<副砲の射撃
因みにグロリアスの時の主砲射撃時の記録は「呪われた海」に乗っていたと思うので、家に
早く帰れたら資料に当たります(爆)。
敵国艦船研究家
- あ、そうだ、借りたままでした、すんません(爆)
これに関しては、今から私が・・・
SUDO
- 消費量は出ているのですが、弾種までは出てないです(;_;)
結局副砲だけじゃ駆逐艦押さえられなくて高角砲も動員していて
それでも押さえられなくて雷撃食らってますが
空母に対しては順調にボコボコ叩きこんでます(射撃速度低いのが気になる)
1726 撃ち方始め
1802 アーデント雷撃敢行(高角砲とも打ち合い)
1817 空母に火災
1822 アーデント沈没
1824 空母炎上
1833 アカスタ雷撃
1842 シャルンホルスト被雷
1908 グローリアス沈没(ドイツ側から見えなくなる>煙幕等で見えないことが多かったのに注意)
1917 アカスタ沈没
見ての様に、1830あたりでグローリアスは事実上駄目になってる感じです
SUDO
- 皆さん、どうもありがとうございました。
12式戦爆
- 便乗、ですが。
この時の独巡戦は航空攻撃を受けなかったようですね。
グローリアスから艦上機が発進しようとした形跡はありますか?
烈風天駆
- 運悪く、ノルウェイにいた空軍機を収容して艦内が混乱していた事や搭乗員の疲労が激しく、飛ばせる状態にかったみたいです。
12式戦爆
- >10
ドイツ側から見えていませんね
英軍の二隻の駆逐艦が凄い奮戦してまして
煙幕張って空母隠しながら何度も突撃して雷撃してまして
ドイツ側の報告もこの絶妙な駆逐艦に翻弄されまくってる感じでして
ちなみに1835にシャルンホルストが被雷してるんですが
これで電探と主砲が使えなくなってるんですよ
ついでに言うと1818に機関故障で中央軸が悲鳴上げて速度低下してる
(兆候はもっと前からあったんですがガマンして走っていた)
全開30分も出来ない巡洋戦艦って・・・・(;_;)
てな訳でシャルンホルストからは飛行機も空母も良く見えてません
SUDO
- えーとちょっと本題に戻りますが、グローリアスの場合もともとハッシュハッシュ
クルーザーで薄いながらも、装甲があります。舷側には傾斜した3インチ、水平防御としては、上から1+1+0.75-1インチの装甲があります。空母に改造する際これは撤去されてないのでは???CONWAY'S ALL THE FIGHTING SHIPSには、舷側3インチとだけかいてありますが???
もしも撤去されてないならば、水平装甲に関する限りWW1時代の巡洋戦艦、戦艦と大差ないのではないでしょうか?ジュトランドでの戦艦の被弾の状態から考えると徹甲弾の信管が作動してもいいような感じがしますが??
参考図書
CONWAY'S ALL THE WORLD FIHGHTING SHIPS 1922-1946
JUTLAND JOHN CAMPBELL
BATTLECURUISERS JOHN ROBERT
BATTLE SHIPS AXSIS AND NEUTRAL BATTLESHIPS ROBERT O DULIN,JR
戦艦ウォースパイト VETタラント
バウアー中尉
- 「呪われた海」に載っている記録を見る限りでは主砲が使った砲弾は恐らく弾底信管通常弾ですね。
あとヒッパー級の主砲射撃要綱だとレキシントン級を除く全ての空母は弾底信管通常弾で
射撃、非装甲目標は弾頭信管通常弾を使用して射撃、とありますので副砲は弾頭信管通常弾
を使って駆逐艦を撃ったんではないですかね?
なお、グローリアスは艦載機を発艦させようとしたが、ドイツ側の砲撃による初期の命中弾が
飛行甲板に当たったため発艦不能となったとする話もあります。
大塚好古
- 当時の風向きが北北西
グローリアスの針路は当初西北西
ドイツ巡戦が空母から見て右、北だったんです>巡戦の針路は東方向
だもんで空母は取り舵切って逃走に、針路は概ね南西でした
つまり風を横〜後に受ける形です
最初に風上を取られたのは空母にとって不運で
例え搭載機の発進準備が可能であっても
これでは戦闘機ぐらいしか上げられなくて
爆装や雷装した機体は出しにくかったでしょうね(;_;)
SUDO
- >10
当時グローリアスは
「放棄せよ」といわれていたのに後ろに砂袋をつけて
着艦強行したハリケ−ン戦闘機(陸上機)が飛行甲板をふさいでいました。
投棄してもまにあわなかったでしょう。
ななし