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艦艇が沈没後、除籍まである程度のタイムラグがありますが、 具体的にはどのような手続を経て 最終的に除籍、となるのでしょう? 勝井 |
- 軍の艦艇も国有財産です。艦艇の艦籍が無くなるというのは、国有財産管理上、どのような扱いとなるのだろうか?
もし艦艇の除籍が軍所属の国有財産で無くなることを意味するのであれば、沈没が確認された後、艦艇及び搭載されていた兵器、弾薬、装備機器類も含めて国有財産の台帳から抹消する手続が必要になる。その艦艇に乗船していた経理担当者(主計科)が死傷等により職務が十分できないのであれば、母港などにある台帳と照らし合わせて搭載物の喪失数量を確認しなくてはならないだろう。
こうした手続にある程度の時間がかかるのでは?
アリエフ
- 日本に限っての話ですが。
艦艇が沈没して艦籍を喪失しても、それイコール国家の所有権の喪失ということにはならないのではないでしょうか。
戦後、沈没した艦艇を引き揚げて屑鉄として売却する事業が盛んでした。
その際は、国から払い下げの手続を経てから、引き揚げ、売却をしてます。
つまり沈んだとしても、その所有権は相変わらず国庫に帰属してるということです。
海底に投棄された旧軍の武器・砲弾類は現在でも国庫に帰属してるので、それを無断で持ち去れば占有離脱物横領罪が成立すると判断した判例もありますし。
ツカドン
- 情報の秘匿目的は別として、沈没時点からしばらくはその艦に所属した人員の籍があることも理由の一つなのではないかと思います。よく調べてはいないのですが人事面等の処理が済むまでは除籍できないのではないでしょうか。
BUN
- >2 除籍の効果について、国有財産で無くなるのではなく用途廃止ということかな?要するに、沈没により軍用の艦艇、兵器として用済みになったという扱いとし、元艦艇である鉄の塊(言い方悪いが)自体は国有財産として国の管理下に置く。当時の軍関係の法規定を調べないと明確なことはわからんが。現在の国有財産法上の、各省庁で管理している行政財産から、財務省がまとめて管理する普通財産への移行に相当するようなものかもしれない。
アリエフ
- >4
まさにその通りだと考えました。
ただ、当時の法律を知らないので、もしかすると見当違いかもしれませんが。
ツカドン