ドイツで使う兵器としてはドイツ製が
日本で使う兵器としては日本製が、優秀だったのではないかと思います

ＳＵＤＯ

そもそも潜水艦の運用思想が違うから一概に甲乙をつけることは出来ないと思います。
日本は、潜水艦を「目」として扱う部分が多く、偵察機も搭載していました。
対するドイツは、イギリスの補給路を遮断すべく通商破壊を敢行していたのでそれに合う性能を持っていました。
このことに関わらず、国によって運用構想・地理的条件・軍事思想・歴史・国際社会の中での立場・財政状態などが異なる為、国家間での兵器を比較は難しいと思います。
Ｍｒ．ＤＡＭＢＯＭ

きちんと建造・整備できるならという条件でですが
日独のどちらも米国のガトー級なら「より優秀な兵器」と判断したかもしれません

ＳＵＤＯ

ガトー級って色々な任務に使用可能な汎用潜水艦だったんですか。
てっきり数で押した平凡な潜水艦だと思っていました。
モーグリ

３＞
Uボートの側から言えばガトーと比較しても伊号と
比較しても航続距離だけでも欲しいと思ったかも
知れません。でも大型と中型潜水艦の航続距離を
比較するのは酷かもしれません。
嗚呼、VII型C/42あらば、と思うど４３年以降は
大戦型は役に立たないし、けっきょく駄目か.......

北方不敗

↑ガトーファミリーは「偉大なる凡作」とよく言われますな。
　いやいや非常に優れた実用性の高い傑作という声もありますが
　まぁその辺は謎の行商人Ｏ氏がとく語ってくださるでしょうから譲ります。
勝井

↑　書きたいことがあるなら、人に振らないで自分で書きなさいな（笑）。

　振られたから一応書きますが、ガトー／バラオ／テンチ級の各艦は
ハードウェアとしてのカタログ上の性能は他国の潜水艦に比べて決して
卓越したものではありませんが（「偉大なる平凡」と言われる所以ですね）、
その性能自体は各国の潜水艦と比較して全ての面において高いレベルにある
優秀な性能を持つ艦であり、決して凡作ではありません。また急速充電能力に
優れるなど、カタログスペックには出てこない項目では他国の潜水艦より
優秀な面が見られます。

　また艦の装備についてみれば、日独英の潜水艦に比べてより優れたレベルに
あり、1944年以降の米艦隊型潜水艦に匹敵するような装備を持つ艦は他国には
ありません。レーダー／ソナー／潜望鏡の情報を自動的に統合して射撃指揮値に
反映出来る魚雷射撃指揮装置、優秀な対空／対水上／測距レーダー、機雷探知
能力や射撃指揮能力を持つ高精度のアクティブソナー、高度なECM/ESM能力を
持つ電子戦用装備など、他国の同種装備に比べても優秀な性能を持つ装備を
持った米潜水艦は、誠に優秀且つ恐るべき潜水艦であったと言えるでしょう。
（因みにXXI型Uボートと1945年の米艦隊型の各種装備を比較すると、パッシブ
ソナーの能力が劣っているだけで、その他の装備は殆ど米側の方が能力は上）。
大塚好古

↑潜水艦は防御力が皆無に等しいですから
生き延びる方法は脅威の察知・回避が全てと言えます、
それに優れた潜水艦は高く評価されるべきでしょうね。
米国のガトーの野郎はFMソーナーで日本海まで
入ってきやがった（笑）
ただ、こうも思います。Uボートは追われる側故に
生み出したとは云え、対ソーナー、対レーダーの
技術は高く評価してもよい、と。
対抗できたかどうかは別としてですが。
ボールトもアフロディテもばればれだし・・・

後、ガトーとXXI型を比較してますけど
(VII型であってもかまわないのですが)
潜航深度ならばUボートに分がありませんか？

北方不敗

＞4〜9
潜水艦や装備というハードウェアで見るなら
個々のスペックで勝る艦はかなり多いと思いますよ
水上速度、水中速度、運動性、航続力、武装、センサー等etc...

だから「兵器として優秀」と判断したかも知れないと述べたのです

センサー、魚雷、ＦＣＳ、どれも見事な物ですが
ガトー級の優れている所はそういった次元じゃないのです
極論ですが、そういった装備を日独の潜水艦が備えていたら？
それでも私はガトーを優れた潜水艦、潜水艦隊、戦力、兵器として評価するでしょう

ガトー級の素晴らしい点はその実用性の高さにあるのです
というか実用性を重視して設計されたという点でしょう

Ｕボートがやったような大量生産による通商破壊
日本の潜水艦が望んだような遠距離進出しての艦隊作戦寄与
ガトーはどちらも出来ます

Ｕボートには日本潜水艦みたいな事は困難ですし
日本艦ではあのような通商破壊は（特に数量面で）困難でしょう
ガトーはどちらも出来て、尚且つ、どちらも一級の高性能だったのです

戦術・戦略・周辺環境の変化や新装備
そういった物に柔軟に対応できるだけの懐の深さを持って居た事
高い稼働率（長距離哨戒から戻ってすぐに再出撃できるというのは凄い事です）
これらはアメリカの国力を背景にしたものでは有りますが
より貧弱な国力の日独に置いても、この特性は有益だったでしょう

独に艦隊作戦用の潜水艦は要らないのか？
もしビスマルク戦に多数の潜水艦を投入できていたら？
多少は違った局面は生まれたでしょうね
後期のVII型は航続力を必死に延伸してます、ガトー級だったら有り難かったでしょう
（まあIX型でなんとかなりそうですが、あれも結構高級品だし）
日本の潜水艦も通商破壊をしようとしています
艦隊作戦や輸送任務でそれをするだけの余力が無くなってますが
大量生産できて稼働率の高い、それでいて艦隊作戦にも使える潜水艦があったら？

ガトーは第二次大戦で潜水艦に求められた機能や能力や特性を
もっとも高い次元で最大公約数的に持っていたのです

個々のハードウェアスペックだけで考えると何故負けたのか判らなくなります

SUDO

　潜水艦の性能として外せない静粛性はドイツが優れていたと聞きます。ロリアン港についた伊１５が急遽防音措置をいろいろ施されたとか。で、同様の措置を戦時中に日本も取り入れたとも。
tomo

皆さんどうもありがとさんでした
おさむ

Ｕボートにとっての暗黒の５月以降でしたら、もしもデーニッツに米国艦隊型潜水艦と同性能の潜水艦を多量に運用できたとしても、それ以降の連合国側の熾烈なＡＳＷに耐えて、それまでどおりの戦果を上げることができたかどうかは、とても疑問に思っております。対日作戦で米国艦隊型潜水艦があれだけの大活躍ができたのは、例えれば、今アフガニスタンで堂々と飛行機雲をなびかせて昼間爆撃をつづけている、弱いものいじめでしかないＢ−５２と変わらないのではと存じます。旧ドイツ海軍のＵボートにも帝国海軍の艦隊型（？）潜水艦にも、お互いに欠点も優位点も多かれ少なかれあったとぞんじます。しかしながら、米国海軍艦隊型潜水艦が、当時、すべてにわたって最優秀の潜水艦であったとは、とうてい同意できません。あの猛烈な敵のＡＳＷのもとで、あれだけの戦果（たとえばインディアナポリスなど）を上げた事実からも、ハード、ソフトを含めて、先人の努力と戦果について、正当に評価すべきではないかと存じております。

少年タイフーン

↑申し訳ございません。これは議論ボードねたでした。でも、連合国軍の猛烈なＡＳＷ下で米海軍艦隊型潜水艦が生き残れることがありえなかったことは、確かな歴史上の事実だと存じております。お騒がせいたしました。
少年タイフーン