1434 |
馬鹿げた質問をお許しください 日米開戦前に長門から南雲機動部隊に“ニイタカヤマノボレ 1208”の暗号電文が打たれたのは有名ですが、この文面をアメリカ軍は傍受していたのでしょうか? それでなくても、既にアメリカは日本の暗号を解読していたと聞きます。“1208”の部分がアメリカ側に、日本時間12月8日だという意味だとすぐ解ってしまいそうな気がするんですが… フェアリーダー |
- 傍受されたのは確実ですが、解読されたのがいつだったのかはっきりしない点があります。このあたりの経緯については、「暗号はこうして解読された」(発行:KKベストセラーズ)で最新の資料をもとに述べられています。
chuukichi
- このあいだのワシントンリポートで、この暗号が解読されたのは、終戦直前(直後だったかも)で、合衆国側は真珠湾奇襲を一切傍受できていなかった。と、やっとりました。
Sparrow
- こないだのワシントンリポート見ました。開戦当時アメリカ軍が解読できたのは外務省用の暗号のみで、海軍等軍用のはミッドウェーの寸前まで解ってなかったとの内容でした。
隆盛
- たしかに公式には1945年の解読となっていますが、他の暗号解読資料とつきあわせると解読時期に矛盾が生じるのも事実です。暗号に関する資料はまだ秘密解除されていない部分が多いため、かんじんな点を解明するには更に年数が必要です。
chuukichi
- 仮に傍受していたとしても解読は不可能です。
何故なら、南雲機動部隊に出撃前に
『「ニイタカヤマノボレ 1208」は「開戦は十二月八日に決定」
と言う意味で、通常の方法で暗号で解読しても意味不明である。』
といった趣旨の命令書を封筒に入れた渡し、出撃後に開封せよとの指示を出しています。
ぶらっくさん
- ↑完全な解読は確かに無理でしょうが、
当時日米関係はいつ開戦するかというところまで来てましたし、
「1208」さえ解読できれば大体の見当はつくと思いますが、如何?
勝井
- >6
1208が12月8日のことをそのまま指すのは日本海軍が安直なだけでしょう。一回限りの、しかも重要な通信なのですから、例えばそのまま数字を使うにしても1足して1205なら12月6日のこと、などと約束しておくこともできたでしょう。つまり「ニイタカ〜」がもしかして開戦日を示す符丁かな、とアメリカが気づいたとしても、それだけでは開戦日の察知は無理だと思います。
井中かえる
- 日本海軍は12月1日に全艦隊の呼び出し信号を変更、12月4日に艦隊用暗号コードも変更してしまっていたと思うのですが、だとするとたとえ旧コードでの(一部あるいは全部の)暗号解読に成功していたとしても、新コードの解析に時間がかかるので、間に合わないんじゃないでしょうか。
ノースバーグ