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1417 初めて質問させていただきます。
最近の軍艦は1万トンを越える艦が少ないのはそれだけ大きな艦が必要ないと言うのもあると思うのですが、材質の違い(2次大戦のときと比べて)もあるのでしょうか?聞きかじりで申し訳ございませんがフォークランド紛争のときにイギリスの駆逐艦がエグゾゼ一発で沈んだのはアルミでできていて燃えやすかった為と聞いたのですが・・・
風来坊

  1. 材質というか、搭載する兵器が軽くなったり、
    そもそも分厚い装甲を張らなくなった点も見逃せません。

    あ、アルミが問題になったのって、米巡洋艦ベルナップからじゃなかったっけ?
    シェフィールドのときも言われてたかな? 忘れた(^^;
    勝井

  2. ラプラタ沖の戦闘(グラフ・シュペー号VS英軍)
    で上部構造物にアルミを用いた、グラフシュペーが
    火災を起こしてアルミ部分がなまったりしたため、
    ドイッチュラント級の残り2隻は
    艦上構造物の一部を撤去するなどの処置をとった
    と言う話もあったはずです。


  3. シェフィールドの時も言われていますよ。
    このため はつゆき型後期型ではアルミ合金製だった部分が
    鋼に変更され建造されました。

    本題にもどると、船の重さと材質の関連は「程度もん」
    のような気がします。
    たしか、アルミ合金を使用してるとしても上部構造物
    のみの船が多かったのでは。
    少なくても1万トンの船が5千トンになるような
    ことはなかろうかと。
    SAW

  4. 諸説あるが、シェフィールドの場合ダメージ・コントロールに問題があり、電気配線の被覆などが高温で燃えてしまったことが原因と言う。仮にミサイルが命中した部分及びその周辺が鋼でできていてアルミ合金に比べ溶けにくいとしても、艦内では有毒ガスが発生したりしてあまり変わらなかったのではないか。
    アリエフ

  5. >3
    DDはつゆき級八番艦「やまゆき」以降が、上部構造物を従来の軽金属から鋼製に
    変更し、排水量を100t増加させています。

    なお、フォークランド紛争以前でも軽金属が使用されていたのは上部構造物位で、重量の大半を占める船体には鋼鉄が使われ続けています。
    烈風天駆

  6. >4 フォークランドに関しては御説の通りです。シェフィールドはあの戦いで特に外形的な損傷は
    受けていませんが、艦内の電線等の焼損により艦内システムが全損して戦闘能力を失っています。
    同艦は後に曳航中荒天の影響で水線上の破口からの浸水したことにより沈没することになります。
    アルミを上構の材料に用いたことは、同艦の沈没には影響していません。むしろアルミ上構が問題に
    なったのはType21フリゲートであり、火災が鎮火できずに上構を全損した映像が残っています。

     ところで艦の鋼材の話に戻ると、タイコンデロガ級やアーレイ・バーク級は潜水艦用の超高張力鋼を
    船体鋼材等で使用し、軽量化を図るなどしています。
    大塚好古

  7. 皆様ありがとうございました。
    風来坊

  8. 便乗質問
    シェフィールド級(42型駆逐艦)では、上構のうち艦橋構造物の主要構造材は鋼のようですが、マスト、煙突、ヘリコプター格納庫も全部鋼製だったんでしょうか?
    TO

  9. しかし、シェフィールドの上構がアルミ製だという誤解は、何処から広まったのだろうか…
    (N)


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