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潜水艦が潜行するときは、バラストタンク(って言うんですか?)に注水して空気を排出するんですよね?そんでもって、浮上するときはバラストタンクに空気を入れるんですよね?ところで、浮上するとき、その空気ってどこから出てくるんですか?艦内に圧縮空気を積んでおくとか? 鎧王 |
- 正解です。気畜器(エアタンク)に空気をためておきます。
当然、気畜器に空気を入れる高圧空気圧縮機の装備もあります。
これがかなり、うるさいんらしいです。
6空
- なるほど。ってことは、浮上する度に空気を詰め込むんですね?じゃあ、浮上する事無く海面下を浮いたり沈んだりしているうちに空気がなくなっちゃった、なんてこともあり得るんですか?
鎧王
- >2
よくあることのようです。
連合軍の対潜哨戒機や護衛艦艇のレーダーによって潜航状態に押し込められることが多くなってきた、大戦中盤から後半にかけてのUボートや日本海軍の潜水艦の戦記を見ると、ほとんど常に電池切れと同時に圧搾空気切れの危険にも晒されていることがわかります。
まなかじ
- 最後のエアーブローができずに、
そのまま沈した艦もかなりあるんじやないですか?
6空
- >5
ああ伊号潜水艦の冒頭のハワイ攻撃では魚雷の気畜器から
酸素を潜水艦側の気畜器に移送してブローする場面がありますね。
ルージュ
- Uボートの場合は、バッテリー重量節約の為、圧搾空気で動く発電機で主電動機以
外で必要となる電力を出来るだけ賄うようにしていたので、潜浮上を繰り返さなく
ても空気切れは起こりますが、これも緊急浮上用を残した上での事ではないかと想
像します。
VII型等は何しろ狭いので先に酸欠となってしまうのが常だった様です。
(的が小さく、単殻式で打たれ強いので水中で仕留めるのが容易でなく、
数日間追い回して浮上させるのが末期の常套手段だった)
推進力を失わなければ不浮力に逆らって上昇したり出来るので、注排気は調整程度
にして貴重な圧搾空気は大切に使われます。
水上高速艦は水面に出ると主機の排気で更に完全に排水していた様です。
しゃるほ
- 訂正
不浮力→負浮力
しゃるほ
- 潜航中の深度変更って基本的には推進力と舵によってるみたいですよ。
SAW
- お題の潜水艦の時代より新しいと思いますが:
>4、気蓄器はいくつかにまとめられて(MBTごと?)いますが、艦長しか使えないキャプテン・バンクがあります。誰かがうっかり触らないように、コントロール・パネルには、ちゃんとふたがしてあります。まともな潜水艦長なら、そんな無様なことはしないはずです。
>6、補助タンク間の移送などには、ブローより電動ポンプを使うようです。高圧空気の節約よりも、ノイズの問題だそうです。
少年タイフーン