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歴史群像の金剛級戦艦を読んでいて思ったのですが、二次改装でどうやって機関部の改装をやったんでしょうか?むちゃくちゃ大変だと思うんですが。 後くだらない質問ですが,砲塔を連装から三連装に換装する場合技術的にはどんな問題が発生するんでしょう?(金剛でなく長門あたりでもいいんですけど) ニシ |
- 同一口径で砲塔をより多連装のものに換装しようとすれば、
当然直径が大きくなります。
つまり、大きくなった直径の分だけ艦内構造を削らねばならない。
そういうことです。
勝井
- >連装から3連装へ
当初の設計でそういう事(換装)を考慮していない限り問題が出てくるのは簡単に想像のつく事でしょう。
まず、スペースが余計に必要です(勝井さんも書いてるわね)し、同一口径の砲に換装するならばそもそも重量が増えます。
重量が増えたらその分艦の排水量に響いてきますから、機関に皺寄せが行くでしょうね、出力の強化を図るか、その他なんかの手段を取らないと速力その他に響いてきます。
例えば、旧式の単装砲塔を新型の連装砲塔に換装するとしましょう、新型の連装砲塔は技術の進歩で単装と重量が同等(かむしろ軽い)、艦内に占めるスペースも同一、となったとしても、一門辺りの砲弾数はむしろ減る訳で、それが改造に見合う事なのかと言う問題が出てきます。(これは只の一例でもっと複雑な問題が出てきますし、現実はこんなに単純じゃありません)
あと、命中率の問題が出てくる場合も(改造の仕方次第ですが)ありますかね。
ましてや、お尋ねの戦艦の主砲クラスともなれば、砲塔辺りの重量は尋常じゃない(大和に至っては駆逐艦一隻分の重量)量になるのは考えればわかる事です。
実際砲塔の換装例はいくつかありますが、そういう場合はそれなりに事前に考慮をしてあったか、口径がワンランク上がる代わりに砲が減るか、その逆かいずれかです。
ooi
- 砲塔が収められてるバーベット部は、いってしまえば船体にあけられた穴です。
それを無理に広げれば、深刻な強度上の問題が発生します。
それくらいなら船体丸ごと作り直した方が良いほどで、
それができるならむしろ新造した方が良い、となりますな。
他にも船体の重量バランスが歪になる(前後が重たくなるわけですから)など
色々な問題が生じてきます。
勝井
- ↑そういえば、古鷹型(?)は単装x6を連装x3に変更してますけど
上で上げられてるような問題はでなかったんでしょうか?
taka
- >3
準同型の青葉が居たからそっちを参考にしてやったんじゃないでしょうかね
砲塔換装後の古鷹の実績は良好ですから対処できる範囲だったんだと思われます
SUDO
- 上の「>3」は間違い「>4」でした、すいませんm(__)m
SUDO
- だれも機関部のこと書いてないので
単純に言うと、上部構造物を半ば以上撤去して
(もしかすると金剛型の場合は第三砲塔も退かしたかも)
機関を撤去して新型に交換したんです
ご指摘のとおり無茶苦茶大変な工事です
缶も大変ですけどタービンは大工事になったでしょうね、単に機関を外して載せ換えではすまないので
(重量物をどかすと船体にかかる応力が変化して歪みますんで色々と大変らしいです)
砲塔の換装ですが
砲塔はバーベーットという筒構造を下部に備えています
そこに揚弾装置や旋回装置を組みこんでいます
見えている部分よりずっと下まであるということです
他の人が指摘するように、同一口径で多連装化すると
大概砲塔径が大きくなりますので、船体内部の筒部分も拡大する必要が有ります
特に大型艦艇の場合はこの筒部分にも強烈な装甲を張っています
(内部を弾薬が通り、砲塔や弾薬庫に繋がる場所ですからバイタルパートの一部になります)
よって、砲塔径を拡大するような工事は船体の造り替えに近くなり
あMり一般的ではないですし、恐らく事例はほとんど無い物と思われます
多連装砲塔をより大口径で連装数の小さい物に載せかえるのは
幾つかの海軍で事例が有ります
これは砲塔直径が変わらないか小さくなる場合は船体に手を入れなくても可能だからです
ですから、意味があるかどうかは別ですが
連装を3連装に換装するなら砲口径を小さくすれば成立するでしょう
14〜16インチ級連装からなら11〜14インチ3連装への交換は可能だと思います
SUDO