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なんとなく疑問に思ったのですが「キティホーク」のような通常動力空母 を原子力動力空母へ改造することは(予算的に)不可能なのでしょうか。 仮に完全な改造は無理だとしても原子力とディーゼルとのハイブリッド化 はありえないことでしょうか。 アルファ・ロメオ |
- ロシアのキーロフ級原子力ミサイル巡洋艦が、原子炉で発生した二次蒸気を油焚きボイラーで加熱するというハイブリッド式になっているが、ダッシュ時の出力増加と巡航時の効率向上という長所はあるものの、それほどの高速を必要としない空母にこのような複雑な機構は必要なんだろうか?
アリエフ
- 可能かどうかなら可能でしょうが、
絶対コスト的に引き合わないと思う。
機関部周辺の艦内構造ほとんど全とっかえだろうし。
勝井
- >アリエフさん
キーロフ級原子力ミサイル巡洋艦の機関の、通常機関は原子力機関が故障したときのための補助機関ですよ。以前は再加熱のものと思われてましたが。
GO
- まあ、やろうと思えば出来ると思うけど、勝井山の言うようにコスト的にきついでしょうな
それでもやるとしたら、原子力発電の電気推進にするのが無難だと思う
どっかの空母がこれじゃなかったかな?(戦略原潜なんかでも事例があるし)
ちなみにディーゼルとと原子力のハイブリッドってどういう構造なんでしょ?
SUDO
- >3.
そうだったんですか。
やはりソ連崩壊で情報が出てきたんでしょうか?
勝井
- ゴミレスですが、原子力実験船「むつ」は平成7年に原子炉を撤去され、平成9年に海洋地球研究船「みらい」(ディーゼル・電気複合推進)として再就役しており、ちょうど質問の逆パターンですね。
人見 忍
- 皆様御回答ありがとうございます。
やはり予算的に見ると割に合わないですね。
私は「ディーゼル推進だけでは航続距離を稼げないのではないかな〜〜
だったら今の主機関を残しつつ小型の原子炉を搭載してハイブリッド化
させればどうなんねやろ」と思いまして質問させていただきました、が
やっぱ素直に退役させてスクラップにするかの某国へ売却させたほうが
安くつくというのが良くわかりました。
アルファ・ロメオ
- >5
この情報はゴルバチョフ政権になった80年代末期には出ています。1990年以降に出版された
海外出版のソ連艦艇関連書籍には概ね書いてあります。
大塚好古
- 空母の動力源としての原子力の魅力は航続力のみならず、排煙が無いというものも
有り、ディーゼルとのハイブリッド化はこの点を台無しにしてしまうので、普通は
わざわざ造ったりはしないでしょう。
しゃるほ
- 今更ながら、もう一筆。
空母「エンタープライズ」に対し1991年から行われた改造工事(炉心交換含む)は約3年半の時間(新規に空母を建造するのとほぼ同じ時間)と14億ドル以上の費用(空母の新規建造費の1/3?)がかかったそうです。
人見 忍