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船舶の航法にはスリップストリーム走法の様な、先行艦の伴流を利用するものは有るのでしょうか? ずっと気になっていたのですが、単縦陣って間隔をとっているとはいえ水流を浴びるので効率は良くない様に思えるのですが問題になる程ではないのでしょうか? しゃるほ |
- わしの数少ない体験だと、ウェイキーの中に船の推進軸を晒すと恐ろしく推進効率
が下がります。(というかレース艇ではよくある戦術)
水と空気がゴッチャになってる層で駆動させるもんだから、その駆動力のかなりの
部分は水を掻き出すためではなく、空気を圧縮させる方に使われてしまうと。
…これで何度痛い目を見たことか(涙)
sorya
- ちょっと話は違いますが。
イルカが船と並行して泳ぐのは、船の船首波を利用して水の抵抗を減らしているからだ、との説を聞いたことがあります。
詳しい理屈は分かりません。悪しからず。
便利少尉
- 昔読んだ旧海軍の方の回想か戦記(『丸』誌だったかなあ?)で、航跡に乗って高速で航行する訓練をしたとの記述を読んだことがあります。なにぶん昔のことなので技術的な記述があったのかも覚えていません。
masaki ogasawara
- >2&3
私も似たような技法っていうか利用法があるのを聞いた事があります
先導艦の大きさや艦型、速度等によって最適間隔距離が異なったと思います
SUDO
- 検索掛ても見つからなかったけど、これって船舶試験とかで出ないのかな?
先行艦が偶数軸か奇数軸かでも全然違いそうですね。
そう言えば護送船団は遅い船を最後尾にするんだった様な...
島風が先頭なら戦隊全体が速くなったりするのだろうか?
大型空母に追従すれば鈍足軽空母や戦艦も付いて行けたりとか?
しゃるほ
- >1.
競艇で言う「つけまい」という荒技と同じですね。自分の引き波に相手の艇を入れて失速させる技だとか。
jas1
- 船舶の操船について書いた書籍に前船のウエーキに入った時の推進
効率や燃費率について書いたものがあまりないので、ある程度大型の
船舶の場合、実質の運用上はあまり影響はないのではという印象を
もっています。
おそらく理論上sorya氏の言われる通りでしょうし至近に接近する
言われるような状況になるのでしょうが、大型船舶の場合に顕著に
推進効率に影響する距離になった時には効率より衝突の危険を
うんぬんした方が良い状況なのではないかと推察しています。
海自でも、前艦との距離に関して規定があるようですので、衝突
および前艦のウエーキの影響を勘案して決めているのではないでしょうか。
操船に関する書籍類では、狭水道上での船舶の追い越し時の
影響の方を重視しているようで、場合によっては船舶同士が
水圧の関係で引き寄せられたり船首が振られることにより
衝突する危険に関して述べてあることが多いようです。
SAW
- ↑3について少し思い出したので追加。
海軍の方の戦記(乗艦は重巡?)で、『最大速力で数隻のフネの航行は通常難しいが、研究した結果、先行艦の航跡のある位置に船ごと波乗りをする(こんな表現だった)すると、最大戦速でも単純陣で航行でき、訓練で上手くいくようになった。しかし、熟練を要する技術のため戦争後半になるとできなくなった。』というようなことが書いてあったように記憶しています。
masaki ogasawara
- ↑
これは、「最上」型が距離7000m前後だと最大戦速で戦隊行動が可能、というやつでしょうか?昔何かで読んだ記憶はあるのですが。
能登
- ↑9.記憶にございません。
masaki ogasawara
- 成る程、伴流ではなく波を利用していた可能性があるのですね。
ご教示有り難うございます。
しゃるほ