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昔何かの架空戦記で「雷電の視界はF4Uよりはよく米軍では空母艦載機としても使用可能だった」との表現を見たことがあり、また航空雑誌では英軍に給与されたカーチスSB2Cヘルダイバー急降下爆撃機も(米海軍の空母で運用しているのに)英軍の空母着艦基準を満たさなかったことから運用を諦めた、と書いていました。 これから考えられることは… I、日英の空母の着艦基準が厳しかった?(米空母が緩かった?) II、米空母の飛行機運用能力が日英空母より優れていた? のらねこ |
- 米海軍が小型空母運用を躊躇ったF4Uを英軍は積極的に空母搭載したそうですし
シーファイアなんかもっと酷いと言えるでしょうな
てな訳で、各国とも基準全体が厳しいのではなく
ある要素に関して英国が厳しかったり、米国が厳しかったりする訳です
また運用能力に関しては、実際に何を持って優れるかで評価は変わるでしょう
彗星や多数の液冷機を使った日米の空母と
エアラボニタやムスタングが液冷で有る事を不採用理由の一つとされてしまう米海軍
整備の問題を懸念して予め回避してしまうのと、何とか苦労して使うのと、どっちもどっちです
恐らくそういった問題や事情は他の機種や艦隊航空全体でもあるでしょう
まあヘルダイバーに関しては米空母でも降ろしたのが居ますし
護衛空母なんかでは乗せて無かったりしますから、使いたくない機種では有ります
英軍の場合、無理をしてまで使う必要性を感じなかったのでしょうし
雷電よりも視界の悪い艦載機は多数存在します(そしてたぶん天山なんかも)
実際に雷電を艦上機として用いる事が出来たのかどうかは判りませんが
操縦士からは嫌われたでしょうね
実際問題として戦争期間を通じた作戦機の損失は事故によるものが戦闘よりも多いのです
事故率の高い飛行機は稼働率が低いのと同じで数量ほどの戦力にはなりません
雷電の高性能と、艦上機としての日本軍の基準から見た適性低さを考えた場合
場合によっては「無理して採用する必要性なし」と考える事が出来るかもしれません
単純な運用能力や適性基準だけでは評価も判断も出来ないのです
SUDO
- >彗星や多数の液冷機を使った日米の空母と
あー、まちがった、日英の空母です
ごみんなさい
SUDO
- 毎度のゴミですが(汗)。
某国製の太平洋戦域空母機動部隊シミュレーション・ゲームに、1946年の珊瑚海(つまりは架空シナリオ)で日本と米英双方の空母機動部隊複数がぶつかるシナリオがあります。そこで日本空母に一部零戦ととも搭載されている艦上戦闘機、これが紫電改や烈風にあらず、実に雷電なのですわ。(米空母はコルセアとヘルキャット、英はさらに加えてシーファイア。)
MB
- F4U は英国の艦載機パイロットからも嫌われてますね。ただでさえ低空失速特性の悪い機体のヨクたんを切ったのですから、ジャジャ馬ぶりは更に悪化していたと思います。失速を怖れる(当然ですが)パイロットが規定の着艦速度より高い速度で降ろすことを好んだため、着艦ワイヤーの摩耗損傷が激しかったという話もあります。それでもこの機体を空母に積んで運用したのは、規定の緩厳もさることながら「背に腹を代えられぬ事情」があったとも見られますね。日本の場合、零戦を雷電に積み替えなければならないほどの性能差を感じてはいなかったのでは?
ささき