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艦船に装備されている調理器具についての質問です。 自衛隊では蒸気を使って食品を過熱調理しているということを以前 何かの本で読んだのですが他国の軍艦でも同様の装備を持っている のでしょうか。それとももっと便利なものが装備されているのかな? 電子レンジくらいは自衛隊の護衛艦にも付いているとは思いますが・・・。 トラバント |
- 蒸気タービン機関の艦なら機関室のボイラーから回せます。
たとえば、帝国海軍の大型艦の烹炊釜は蒸気利用だったようですが。
が…ガスタービン艦とかディーゼル艦なんかだとどうなんでしょうね。
また、潜水艦では電熱利用がふつうのようです。
まなかじ
- 現代艦艇の主機はほとんどディーゼル、ガスタービンですからね。電気式のものがメインのようです。
(N)
- 護衛艦でも主機と別に機関室のドンキーボイラーから蒸気を取って調理してるみたいですけどね。
だからGT主機のフネでも蒸気で調理してるんですね。
ドンキーボイラーは、商船にも搭載されてます。
海自潜水艦では電気で調理してます。
http://www.fujimak.co.jp/foodpress/vol10/3hiurada.html
に「ふじ丸」の厨房が出てます。
豪華客船の厨房器具がこんなものですから軍艦でもこれ以外のものはなさそうな気がします。
漁船ではプロパンガスとか使ってる船があるような話を聞いたことがありますし、理論上は油脂類を厨房のコンロで燃やすことができると思いますが、この方式を軍艦に採用してるとしたらダメージコントロールという概念がない海軍と言えるでしょう。
SAW
- >漁船
プロパンもあるし、主機の燃料(重油)を加熱後にパイプでコンロやストーブに繋いでいる船も見ました。
kazz
- ゴミレス
大きな工場の給食設備なんかですと、ステンレス等の金属容器に米を入れ、そのまま炊き揚げる設備が有りますよ。金属容器ごと個人別に配膳するのです。
2HB
- 皆様解答有難うございます。
やはり最近の主軸は電気式なのですね、昔と違い電気式でも火力が
高く調理しやすいものが出来てきたのはいいことですね。
電磁調理機もあるのですから当然かもしれませんが。
トラバント
- ものの本によれば、護衛艦でも肉魚を焼く時には電気オーブンみたいですね。
あとフライヤー(たぶん揚げ物系)というのがあるそうですが、これも電気でしょう。
一部のフネには食品の保温機も装備されているそうです。
炊飯、汁物系は蒸気を利用しているようです。(一部電気炊飯器もあるらしい)
昔は米軍のまねでアイスクリーム製造機を装備した護衛艦もあったそうですので、米軍ではいまだに装備しているかもしれません。
SAW
- やはり排水量の少ない昨今の艦船にはラムネ製造機は搭載されていないのでせうか。
無責任男
- 今はラムネ製造機積むよりも自動販売機乗せたほうが安くあがる
のでは。個人の好みも色々あるでしょうし。
トラバント
- 帝国海軍は当初二酸化炭素消火器でラムネを作ったとか。
居眠り将軍
- 補給潜のXIV型、\D1型Uボートには焼き立てのパンを補給する為、パン焼き機が
装備されていたらしいけど、やっぱり電気オーブンなのかな?
電気で美味しく焼けるものなのだろうか?
しゃるほ
- 現在は市販のアイスを冷凍庫に入れて食堂においてあります。
乗員はそこから好きな物を選んで食べます。値段は一律100円。
ちなみに艦によっては販売時間が決まっているところもあって、
その時間になるとベルを鳴らして知らせます。
ochara
- 失礼↑>7でした
ochara
- >やはり最近の主軸は電気式なのですね
という訳ではないのでは?
全ての調理器具を電化しても給湯のボイラーは無くせませんし、主機の廃熱を利用
すれば経済的ですから、SAWさんの言われる通りだし、これからもますます蒸気利用
だと思います。
普及促進の為、低金利融資も実施されている様です。
http://www.eccj.or.jp/promote/hyo14.html
しゃるほ
- (ゴミ)名古屋港にある南極観測船「ふじ」、あの船内にはアイスクリーム製造機があったと記憶しています。
MB
- 14
最近は、ディーゼル主機の余熱で単に蒸気を発生させるだけでなく、蒸気タービン発電機を駆動して電気を発生させる船もあるようですね。
軍艦の場合は、重量や空間の制限が商船よりシビアな場合もあろうかと思いますので、こういうエコロジー装置がどこまで普及しているか解りませんが。
9
厨房設備は3のURLに出てくる「ふじ丸」のシェフが「蒸気と電気を使う」と言われているようですし、7の私のレスでもわかるように適材適所で、電気と蒸気を使い分けているようですね。
潜水艦はオール電化のようですが、水上船舶の場合は一概にどちらが主流とも言い切れないような気がします。おあそらく、国や設計者の好みでどちらかを多用するということではないかと推察します。
1、2
通常、船舶には、主機と別に補助ボイラーや、独立系の発電機が搭載されているものなんですよ。
これはしゅるほさんや上記で私がカキコしている廃熱利用の船舶も同じはずです。
だって、停泊中に調理するためにわざわざ主機を起動するなんて不経済でしょ。
それに、蒸気は、調理に使用しなくても暖房に使用したり結構いろんな用途に使い道があるそうですしね。
そうそう、日本人の好きな風呂を沸かすのも蒸気だそうです。
これは、主機の形式や自衛艦、商船の別を問はずに蒸気で風呂を沸かしてるそうですので、補助ボイラーは日本人が乗船する船にはかかせない装備かと(笑)
航行中は、主機の「余りもの」(余熱や蒸気、温水等)を利用できるかもしれませんが、主機が停止状態の場合もありますし、船舶の機関室には主機以外に独立して運転できる機械も結構あるので、このような場合、あまり主機の形式にはとらわれすぎないほうがよろしいかと愚考いたします。
余談
機関士、機関員は、われわれ素人が考えるよりずっと多種多様な機器の知識がないと勤まらないようですね。
SAW
- >11 電気オーブンで充分においしいパンが焼けます。時々手伝わされます。
オンブー