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潜水艦の防御力について質問します。 第二次大戦で一般的に使われていた潜水艦は航空機から機銃掃射を受けた場合 簡単に穴があいてしまって沈没してしまうのでしょうか? かなり初心者な質問ですが教えて下さい。 kage |
耐圧殻は20ミリくらいまでの機銃掃射にはだいたい耐えますが、その外側にある浮力タンクなどに穴があきます。
潜水艦は浮力タンクの中の空気で浮いているものですから、タンクに穴があくと浮いているのが困難になります。そのまま沈没してしまうことはまずありませんが、潜航できなくされてしまう(再浮上できない)ことは往々にしてあったようです。
こうなってしまえば、対空、対水上ともに火力が弱く、防御力も貧弱な潜水艦は、次にやってくる爆撃や水上艦艇の砲撃から逃れる術がありません。
まなかじ
水線下に空けられる事はまずないでしょうから、そのまま沈没はしないと思います。
UボートVII型には全艦建造中止となったVIIC42型という派生型が有ったのですが、
この型の耐圧殻は計算上500m深度まで潜れる事になる破格の28mm厚だった
のですが、その目的は深々度潜航能力よりむしろ耐弾性との事なので、通常の厚さ
では銃撃にも耐えられないのでしょう。
司令塔には装甲板も装着される予定だったとの事です。
(過去ログには潜水艦への装甲板装着は有り得ないとあった様な...)
しゃるほ
少年タイフーン
メインタンクが大破すれば沈みますね。
艦が重い状態の出撃時を狙われて、何隻も喰われてました。>Uボート
混乱させてすみません。
しゃるほ
実例として奇襲を受けて艦長が重傷を負うような手ひどい機銃掃射を受けた伊号176潜がこれで生還してますし、
零戦の機関砲・機銃で誤射された伊号5潜も修理を行うため帰投する必要がありましたが、沈没はしていません。
まあタンクを一面穴だらけにされたら応急修理も出来ませんが、そう簡単には沈没しないということで。
大塚好古
少年タイフーン
水が入った時にはトリム調整機構を利用してタンクの水を移送、ポンプ排水することは可能ですので、
余り問題にならなかったのかも。
因みにセーフティタンク以外のキングストン弁が無くなったのは言われる通りバーブ(SS-220)からですね。
それ以前の艦も戦時中の定期修理を利用した改装でキングストン弁の除去/フラッドポートの
拡大を行っています。潜航秒時を縮めるためとは言え、舐められたもんですね(>_<)。
大塚好古
ラエへの輸送作業中のイ176潜がB175機に襲撃された戦闘ですよね。
負傷した艦長はヨークタウンを撃沈した田辺弥八中佐です、戦闘終了後も部下が動揺しないように暫く負傷を隠していたようです。
出典、丸昭和45年5月号、海底戦記
(私、17です)
烈風天駆