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1220 ケースメイトと、バルクへッドが、どの部分なのか分かりません。どうか教えてください。
戦艦

  1. ケースメイトは砲の装備要領のひとつで、砲廓式ともいいます。
    ひらたく言えば、長門や金剛の副砲の装備要領が、ケースメイト方式です。

    バルクヘッドは、船舶で言えば「隔壁」のことです。
    まなかじ

  2.  「バルクヘッド」は、「隔壁で囲まれた区画」を指すこともあるような気がするんですが。「スクリーン・バルクヘッド」といえば、「遮浪甲板(区画)」ですよね? 
     「ケースメート」は、隣の砲との間に装甲隔壁があるもののみを指すんですよね?
     実のところ、私のこの理解が正しいかどうか私自身知りたいので、誰かどうか教えてください。あ、そうそう、1223も、造船にくわしい人、誰か突っ込んだレスしてくれないかなー(←他力本願野郎)。
     
    大名死亡

  3. こういうものは正確な定義ができない(定義すれば例外が出る/1人ごとに
    定義ができる)ものですが、まぁその点を踏まえまして。
    「バルクヘッド」(bulkhead)、即ち隔壁と言った場合には、船体内に天地
    方向に入った仕切りだか壁だかをだいたい指しているってことで良いのでは
    ないでしょうか。

    >大名死亡さま
    「甲板」と言った場合に、「板そのもの」を指す場合と「板と板の間」の空
    間を指す場合とがあるのと同様でしょうか?
    私の頭の中では、
    「screen bulkhead」=「仕切りの隔壁」、
    「shelter deck」=「遮浪甲板」
    で済ましてたんですが、ややこしいもんですね。

    ふりげいと

  4. >2
    ざっと検索してみたところ
    隣の砲との仕切りが無くてもケースメイトと称しているものもありますね
    気になって色々うろついたら欧州の要塞でケースメイトと言う呼称が出てきました
    天井のある砲装備区画を言うようにも感じましたが読解力の無さゆえ良く判らなかったです

    SUDO

  5. >ケースメート
    要塞の話が出てきたのでお邪魔します。

    本来的にはケースメート(砲郭)とは仰る通り隣接砲との間に(防弾)隔壁を持ち被弾時の被害を最小に食い止め継戦性を高めた砲列を指します。
    ですから単なる舷側砲列とケースメート砲列(砲郭配置)を区別すると思いますが。

    軍艦に関しては余りよく判りませんが、帆船時代の戦列艦の砲甲板はただ砲を並べたものでケースメートと称さなかったと思います。この場合、被弾時に隣接砲に被害が及ぶことが屡々で、戦闘力の低下・継戦性に影響があります。

    これに対し砲郭、独立した砲区画群とは隣接砲との間に隔壁を持ち継戦性を高めたものですので、これだと砲眼を虱潰しにしなければ沈黙しません。

    砲の個室化とは恐らく装甲艦より採用された技術だと思いますが、それとも木造軍艦時代より確立した技術だったのでしょうか?
    これにより砲郭が“軍艦への要塞の技術移転か”それとも“軍艦の装備の地上応用か”が
    ハッキリします。どっちが最初なのでしょうか?

    帆船に詳しい方、情報をお寄せ下さい。
    ナゾの人

  6. ケースメートという用語は初期の鋼鉄艦(Ironclad)の時代から艦では使われていたと思います。
    なお、初期の鋼鉄艦の分類に「Broadside Ironclad」(Warrior等が該当)と「Casemate Ironclad」
    (Merrimackが代表)というのがありますので、仕切りの有る無し等の区別がある事は確かでしょう。
    大塚好古

  7. >6
    成る程、やはり装甲艦よりケースメート化が実施されたのですね。
    ということは、要塞の築城技術の軍艦構造への応用と言えるのですね。
    有り難う御座いました。
    ナゾの人


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