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1886年にフランスから日本へ回航される途中で行方不明になった「畝傍」はその後保険金が支払われてそのお金で「千代田」が建造されたそうですが、確か軍艦に保険金をかけるのは駄目だったような気がするのですが大丈夫だったのでしょうか? 涼月 |
ツカドン
アリエフ
勝井
アリエフ
アリエフ
艦に対する恒久的なものではなく、あくまで日本への航海に限定した保険ではないでしょうか?
さいどわ
SUDO
どうやら艦籍に入る以前に回航するだけなら大丈夫のようですね。
それにしても「畝傍」は何処へ消えたんだろう?・・・
涼月
何でも海底から噴出するメタンガスのために船の浮力が奪われてしまい、巨大タンカーですら沈むそうですが、畝傍が遭遇したのもサルガッソーならぬハイドレートって事はないでしょうか?
Take
チャチャとなる様で申し訳ありませんが、
メタンハイドレート層は、大陸斜面(大陸沿岸の浅い海から深海底に下る斜面)のふもとに沿ってか、或は、永久凍土地域に形成される傾向があり、
そこにタンカー等が直接突っ込む事はまず無いかと。
(メタンハイドレート層などから出てくる)メタンの多数の気泡の集まりの事を、確かメタンプルームと言います。
ですからより正確には、
メタンハイドレート層(またはその下にあるメタンガス層)から爆発的にメタンガスが放出され、
その結果生じた「大規模なメタンプルーム」になるかと思います。
#我ながら、言い方がくどいなぁ(^^;
あと、メタンハイドレート層の分布状況としては、下記の頁が参考になるかと思います。
http://www.sciam.com/explorations/1999/122099hydrate/mapbox.html
mikey
先にあげたメタンハイドレート層の分布地図についてですが、
アフリカ大陸の南方にある三角柱と、その横にある円柱は、注釈用に配置されたもので、
その位置にメタンハイドレート層が確認された訳では無い筈です。
ちなみに、分布地図のマークは、それぞれ下記の様になります。
三角柱→永久凍土域のハイドレート層
円柱 →海底のハイドレート層
mikey
>4危険負担と保険の受取人は法的には直接関係ありません。
で、私の海上保険についての知識は本を数冊呼んだだけですが、軍艦を付保できないということは書いてありませんでした。考えられるのはそのようなルールがないかあまりにも当たり前、またはマイナー過ぎて書いてなかったのかだと思います。
ただ軍艦を付保するメリットはないのでそのため、付保しないのが通常なのだと思います。
畝傍に関しておそらく主に造船所側の利益のために付保していたのではないかと思います。
いおーじま
色々と条件がつくが、簡単に言えば戦闘任務についていない軍艦なら付保に問題はないはずとのことです。要は、戦争リスクは、一般に保険会社は、そのリスクを取らないので戦争行為を目的とした作業中の事故は、付保することが難しいとのことでした。
ぼるた
一般に船舶の戦争保険も突発的に始まった地域的紛争の被害は補償しますが国連の常任理事国が参戦したり核の被害は対象外です。基本的に戦時の民間船の保険は国家が引き受けます。
いおーじま