QQCCMMVVGGTT
1196 1886年にフランスから日本へ回航される途中で行方不明になった「畝傍」はその後保険金が支払われてそのお金で「千代田」が建造されたそうですが、確か軍艦に保険金をかけるのは駄目だったような気がするのですが大丈夫だったのでしょうか?
涼月

  1.  「畝傍」の場合、日本に無事に運んで日本海軍に納入するまで、という限定つきで保険をかけたのだと思います。
    ツカドン

  2. 保険会社はロイズでしょうか?ここだったら専用の保険造りそうだが、他に応じるような所はなさそうだし・・。
    アリエフ

  3. やはり引渡しまでは建造国側が責任をもつ、ということなのだと思います
    勝井

  4. 軍艦を輸入する場合、契約上、引渡し(納入)は輸入国に到着した時点とするのが一般的なのだろうか?不具合がないかどうか輸入国が十分調べる必要性があるから、生産国で引渡しというのはリスクが大きすぎると思うが。納入時点がこの通りとすると、回航中に発生した双方の過失等によらない事故で損傷した場合の危険負担は生産国メーカー側が持つということだろう。
    アリエフ

  5. >4 いや、待てよ。保険金が日本に対し支払われたから輸入国である日本の方が危険負担を負うということか。輸入契約や保険における責任分担、費用負担の規定がどうなっていたか、気になってしまう・・。
    アリエフ

  6. 「畝傍」ではありませんが、「扶桑」「金剛」「比叡」の3隻は回航費用の一部として、保険金があったという文献を読んだことがあります(建造者側が保険を全部負担していないということ)。
    艦に対する恒久的なものではなく、あくまで日本への航海に限定した保険ではないでしょうか?
    さいどわ

  7. 納入されて艦籍に入らない限りは「軍艦」じゃないので保険にだって入れると思います


    SUDO

  8. ありがとうございます。
    どうやら艦籍に入る以前に回航するだけなら大丈夫のようですね。
    それにしても「畝傍」は何処へ消えたんだろう?・・・
    涼月

  9. ↑近年、メタンハイドレートに突っ込んで行方不明になるタンカーが多いようです。
    何でも海底から噴出するメタンガスのために船の浮力が奪われてしまい、巨大タンカーですら沈むそうですが、畝傍が遭遇したのもサルガッソーならぬハイドレートって事はないでしょうか?
    Take

  10. >9
    チャチャとなる様で申し訳ありませんが、
    メタンハイドレート層は、大陸斜面(大陸沿岸の浅い海から深海底に下る斜面)のふもとに沿ってか、或は、永久凍土地域に形成される傾向があり、
    そこにタンカー等が直接突っ込む事はまず無いかと。

    (メタンハイドレート層などから出てくる)メタンの多数の気泡の集まりの事を、確かメタンプルームと言います。

    ですからより正確には、
    メタンハイドレート層(またはその下にあるメタンガス層)から爆発的にメタンガスが放出され、
    その結果生じた「大規模なメタンプルーム」になるかと思います。
    #我ながら、言い方がくどいなぁ(^^;

    あと、メタンハイドレート層の分布状況としては、下記の頁が参考になるかと思います。
    http://www.sciam.com/explorations/1999/122099hydrate/mapbox.html
    mikey

  11. 一つ自己フォローしておきます。

    先にあげたメタンハイドレート層の分布地図についてですが、
    アフリカ大陸の南方にある三角柱と、その横にある円柱は、注釈用に配置されたもので、
    その位置にメタンハイドレート層が確認された訳では無い筈です。

    ちなみに、分布地図のマークは、それぞれ下記の様になります。
     三角柱→永久凍土域のハイドレート層
     円柱 →海底のハイドレート層
    mikey

  12. >2愛のない突っ込みだとは分かっていますが、いわゆるロイズは決して保険会社ではありませんよ。
    >4危険負担と保険の受取人は法的には直接関係ありません。
    で、私の海上保険についての知識は本を数冊呼んだだけですが、軍艦を付保できないということは書いてありませんでした。考えられるのはそのようなルールがないかあまりにも当たり前、またはマイナー過ぎて書いてなかったのかだと思います。
    ただ軍艦を付保するメリットはないのでそのため、付保しないのが通常なのだと思います。
    畝傍に関しておそらく主に造船所側の利益のために付保していたのではないかと思います。
    いおーじま

  13. 付き合いのある保険屋さんに聞いてみました。
    色々と条件がつくが、簡単に言えば戦闘任務についていない軍艦なら付保に問題はないはずとのことです。要は、戦争リスクは、一般に保険会社は、そのリスクを取らないので戦争行為を目的とした作業中の事故は、付保することが難しいとのことでした。
    ぼるた

  14. 補足。保険会社は戦時の損害は基本的に保険しません。なぜなら被害額が膨大になりとてもじゃないですが保険金が払えないからです。
    一般に船舶の戦争保険も突発的に始まった地域的紛争の被害は補償しますが国連の常任理事国が参戦したり核の被害は対象外です。基本的に戦時の民間船の保険は国家が引き受けます。
    いおーじま


Back