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鳳翔は何故初期の島型艦橋を撤去してしまったのでしょう? 鳳翔のみならず、日本の軽空母は何故にアメリカの軽空母の様に 艦橋を設置せずにのっぺらぼうなままだったのでしょうか? テキト−大王 |
日本の小型空母がフラッシュ型である理由ですが、第一には本格的小型空母の嚆矢となった龍驤での艦上機運用結果が比較的良好だったからではないでしょうか。日本の小型空母は艦隊型の空母として大型空母と同様の機種を搭載する建前でしたから、適当な艦発促進装置が無い以上、米国の護衛空母よりもより艦上機の運用に重点を置かねばならなかったのでしょう。
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一因ではないかと思います。
で、師匠。
最期にしてようやくアイランドを搭載した伊吹については
どうお考えですか?
勝井
半年位言いませんでしたが、四股と鉄砲を忘れてはいけません。
手もとに福井静夫著作集の「日本空母物語」があるでしょう。これの巻末近くに小型空母の艤装要領がそのまま載っています。読んでください。また、福井先生は「平甲板型は日本空母の一大特徴だ」と書いています。鳳翔から瑞鶴まで日本空母は基本的に平甲板型なのだとも書かれています。
さて、問題の伊吹ですが、これに関しては明確な理由を知りません。
昭和十七年八月に航空本部が既存艦の空母改造を検討した「空母に改装可能艦船並に所見」では、最上型の空母改造案は完全な「フラッシュ型」とされています。これは飛行甲板の幅が狭い為で、同文書中の金剛型が「アイランド型」であるのと好対照をなしています。
それが一年後、実際に着工された際にはアイランド型に変更されているのですが、飛行甲板の幅が改善された訳ではなく、十八年当時、航空本部により将来の空母として最小限必要とされた幅27m、長さ210mの規格にも達していません。
さて、この一年間に起きた方針転換とは何だったのでしょうか。
こういうことこそ、搭載機と発着兵器、戦訓を総合して時間をかけて検討すべきでしょう。
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tackow