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1177 日本海軍の航空母艦には正規の搭載機の他に分解格納した補用機というのが有りますが、どんな状態で格納庫のどこに保管されていたのでしょうか?また、正規の搭乗員の他に補用機用のパイロットなどがいたのでしょうか?
甲殻機動部隊

  1. 補用機というものは艦上機に限らず、陸上航空隊にも存在するものです。これは年度予算の内で損耗機を代替する為のもので日常、簡単に補用機を出すことはありません。補用機まで消耗した場合、その年度内は業務に支障が出ても原則的には補充はなされません。
    母艦の補用機も基本的に同様です。ですから予備の搭乗員は乗っていても「補用機用」の搭乗員というものはありません。そして補用機の格納方法と格納状態は時期と機種により大幅に異なります。分解格納の補用機は一般に戦時には減少する傾向にあり、常用機と同様に完成状態で格納されるようになります。分解格納された補用機の格納場所も艦によって異なりますが通常、格納庫内のどこか隅のスペースを利用する傾向にあり、設計時に分解状態の格納を考慮していないと思われる艦も存在します。
    母艦の搭載機については一般に出回っている数値はある時期のある状態または計画数を示している場合が多く、実際の搭載数と格納状況とは異なる場合があると見た方が安全です。
    BUN


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