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1150 ビキニ環礁で核実験の際、ドイツの巡洋艦「プリンツオイゲン」がなかなか沈まなかったと聞いたのですが、どのくらいタフだったのでしょうか?
(いっしょに試験に供された戦艦などと比べて)
ユロ

  1. タフさですが、被爆した状況が判らないので何ともいえません
    ちなみに原爆実験に投入された巡洋艦は4隻、他に軽空母一隻が投入されてますが
    空中爆発を直下で被爆して丸一日苦しんだ挙句に沈んだ酒匂以外は生き残ってます
    同様に戦艦級で沈んだのは、至近距離で水中爆発を受けたアーカンソーと高波の直撃で引っくり返ったサラトガ
    数日かけてゆっくりと力尽きた長門の3隻
    面白い事にサラトガに隣接していた駆逐艦が無事だったりします

    てな訳で
    大型艦で沈んだのは凄く少なく
    またサラトガの例を見ても判るように、この環礁の波の回り方の影響も大きく
    (アーカンソーと酒匂は殆ど直撃弾でしたからどうしようもない)
    何がどのぐらいタフというのははっきりした事はいえません

    ちなみに、この実験では駆逐艦も多数が使われていますが、殆どが生き残ってます

    またオイゲンは沈んだのではなく、そのまま放置してたら座礁しちゃったので処分されたらしいですが、誰か詳しい人お願い(ぉぃ
    SUDO

  2. プリンツオイゲンは確か実験後、グエゼリン環礁に移され、1946年12月22日座礁、沈没してます。今も艦底を上に後半分が水上にあります。
    サラトガは、ひっくり返って沈んだのではなく、爆風?で煙突を吹き飛ばされた後、ゆっくり沈んでいます。ちゃんと写真もありますよ。Marine-Arsenal Band20”Operation Crossroads”を参考にしてください。これには2回の実験時の艦艇停泊位置図もあります。
    GO

  3.  オイゲンはエイブル・ベーカー実験共々爆心地点からかなり離れていたため特に損害はありませんでした。
    ただし艦の放射線被爆が酷い状況であったため、クエゼリンに曳航して放置し、放射線が一定値以下に
    なるのを待って実験艦としての再就役のための修理と改装を行う計画であったようですが、クエゼリンで
    座礁後艦内の浸水により横転して沈没しています。

     なお、第二次大戦期のドイツ艦は水中防御に欠陥を持っていたとも言えますが、オイゲンもその欠点は
    同様に保持しているので、ベーカー実験で水線下の被害が酷ければ沈没していたのは間違いないでしょう。
    大塚好古

  4. >2 サラトガ
    そうでした、引っくり返っては居なかったですね(^^;;

    SUDO

  5. この実験の結果、「核爆弾で艦船を撃沈するのは難しい」という結論になった様です

    星芋

  6. OPERATION CROSSROADSで検索を掛けるとプリンツオイゲンの位置は
    ABLE(空中爆発)が1194ヤード、BAKER(水中爆発)が1990ヤードとあります。
    アーカンソーはBAKER実験時にアーカンソーは259ヤードですので
    この距離の差が沈まなかった要因でしょうね。

    余談ですが検索中に長門は回航時に沈みかけてたという文を見つけたのですが
    本当なのでしょうか?


    ルージュ


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