オランダの巡洋戦艦ないし戦艦計画は第一次大戦の前から存在します
当然ですが、その時によって対象とする敵国や勢力は異なります
件のページを見る限り、三国同盟締結によってご破算になったようですが
今に伝わるオランダの巡洋戦艦（下で勝井さんが述べたものだと想像されます）は計画年度がこの後になりますので
日本との関係悪化によって必要性が増大した物と見ても良いかもしれません
尚、笑えない事ですが、この計画は紆余曲折あって最終的には日本の同盟国であるドイツの設計によって建造される事になります(爆)

中小国の悲哀を思わせるエピソードですね

ＳＵＤＯ

ご返事ありがとうございます。

＞件のページを見る限り、三国同盟締結によってご破算（中略）
＞は計画年度がこの後になりますので〈中略〉
＞最終的には日本の同盟国であるドイツの設計によって建造される事になります(爆)

　なんですが、三国同盟締結時にはオランダ本国は独の制圧下にあったわけで、いわゆるオランダ巡洋戦艦試案はすくなくとも独軍によるオランダ占領以前だったと考えないと辻褄が合わない気がするのです。
　ひょっとするとこれは順番が逆で欧州大戦勃発により、独での建造が困難になった巡洋戦艦をなんとかして建造しようと日本に打診したのかもしれません。
　アメリカは中立法があるし、英仏は大戦当事国、イタリアはれっきとした独の同盟国となれば大型艦を建造可能な大国は日本くらいしか候補が無さそうです。
　以上、全部推理で申し訳ございません。(^^;
じょーぢ

ああ、そっか、これ蘭印だったんだ
つまり、これはオランダ本国とは別口の物でしょう

以下、資料無しの推測
ドイツと関係の深い日本に巡戦建造を打診し、日本との関係改善を図る
英米も平行して日本側に色々と働きかけることで切り崩そうと考えたのかも

ＳＵＤＯ

主力艦艇の自力建造が出来ない場合、他国へ注文するのは良く有る事ですが
一般的に、関係の妖しい国家への注文も場合によっては存在します

例えば日露戦争時の日本の装甲巡洋艦のうち２隻は露西亜と仲の良かったフランスとドイツに関係改善等の意味もこめて注文していますし
二等巡洋艦を米国に注文したのも、関係修復の意味が有ったといわれてます
笑える事に、その艦の隣では露西亜の注文した戦艦が建造されていました
有名なところでは第一次大戦時の英国がトルコ艦の建造と接収を行いました

大型軍艦の建造というのは色々外交的な物が関るようです

ＳＵＤＯ