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潜水艦(ここでは第2次大戦時のものとします)が魚雷を複数一斉に発射するときある程度間隔をとるようですが具体的には何秒程度なのでしょうか? また、理由は間隔無しに発射すると魚雷同士が衝突したり発生する波などが互いに干渉しあうからでしょうか? それとも他に理由があったのでしょうか? 涼月 |
艦首を振ることで、扇形に展開させる目的があると考えます。
勝井
勝井
複数の魚雷を一斉に発射した場合に間隔が近すぎると、先行する魚雷が目標に当たって爆発した際に、直後の魚雷が衝撃により誘爆あるいは機能停止することはないのでしょうか?
epitaph
待って待って。せっかく縦舵機があるデスよ〜。
ぼくたち魚雷は真っ直ぐ進むだけが能じゃないんだ〜。
仮称一式魚雷魂
それに磁気感応信管の場合は並走魚雷に反応してしまうでしょう。
しゃるほ
しゃるほ
WW2期、日本海軍でも開発されてたんでしょうか?
taka
976番の質問にそうありますよ。
しゃるほ
反応というのは疑問ですが。
過早爆発は何が原因なんですか?ウェーキに信管が反応する事でしょうか?
taka
色々な理由があるようですが
魚雷自体が発生させるキャビテーションによる異常振動が最大原因のようです
浅深度、高速、長時間航走だと顕著なようです(;_;)
SUDO
roht
理由は皆様が挙げている通りでして、決して「扇状に」発射するためでは「ありません」。
tackow
Uボートにはボタン1つで魚雷を連続して発射する機構が有ったようで、
この場合の発射間隔は1.2秒。魚雷同士の接触を防ぐ為だそうです。
ドイツの魚雷は発射直後に変針できたので、安全装置が解除される前にそれぞれを
別目標に向かわせ5.の問題を回避したものと思われます。
ツリムの調節はまとめてやったみたいですね。
Uボートの艦首発射管数はVII型も\型も4だったので、強引に発射出来たみたいです。
しゃるほ
U−47がスカパフロー内で雷撃したときは、開角2°で発射するのに、回頭しつつの発射で、この方法は「射法第三」と訳されていました。
まなかじ
衝突や誘爆を避けるためでしたか。
ツリムの調整も重要そうですね。
>13、14
ドイツの魚雷は利口ですね。(笑)
同じく潜水艦は回頭しながら撃つ方法もあったんですね。
何かメリットはあるのでしょうか?
角度は魚雷か発射管で調整するものだと思っていたので・・・。
涼月
epitaph
ただ発射直後に出来たかとか、ジャイロを装備してドイツ並みに正確だったかとか
は詳しく知らないので、どなたかフォローお願いします。
パターン航走魚雷、音響ホーミング魚雷についてはお利口と言えるでしょうけど、
信頼性や速さ等の基本性能では日本製にはまるで太刀打できませんので。
しゃるほ
そこまで敏感には設定されていないはずです。 もっとMASSの大きな物でないと感応しませんし、
感応方向は、進行方向に対して垂直成分の磁気変化に感応する様に出来ているはずです。
だから魚雷から見て、真上に船底が来た時、爆発する。
>9.10.過早爆発の原因。
他にも、自身のエンジン廻りの振動、スクリュウシャフト振動、それらの複合(共振点増幅)。
>3.11.命中爆発による誘爆距離おおよそ100mの件。
何かの魚雷射法の本で、この件に関して、「命中間隔を60m以上とすべし。」と解説して有りました。
伊400処分用魚雷の起爆装置の感度調節が甘かったのかも知れません。
大気中爆風圧及び水中爆圧は距離の3乗に逆比例します。 水中爆発は数メートル以内で爆発させるのが
最大効果を発揮するそうで、それ以上の距離では、火薬量をやたら増加させても、はなはだ効果が少ないそうです。
雷撃する立場からは、間隔100mも必要無い。 という意味です。
戦後の魚雷開発(信管担当)にタッチしている者が、友人(同僚?)に居ますので!!
軌跡の発動機?誉
すみません。誤解してました。
てっきりドイツしか出来ないものだと思ってました。(笑)
>18
魚雷の間隔は100メートルも必要無いんですか・・・。
もっと必要かな?と思ってました。
参考になります。
涼月
これは、爆発波を感知した場合、数秒(確か2秒だったか)間は爆発尖が作動しない様な構造としたもので、その原理故に不作動する空白の時間が存在しますが、許容されたようです。
>18 早爆の原因としての振動は、キャビテーションがその殆どを占めていると思ったのですが・・・
tackow
空気中は逆3乗、水中は逆2乗ですね。
液体は気体とは違って縮みが無いので、体積ではなく表面積に逆比例します。
>それ以上の距離では、火薬量をやたら増加させても、はなはだ効果が少ない
これは水柱を上げて力が上に逃げてしまう為ですね。
水面から離れた所で爆発する爆雷の場合、有効範囲は数十m有ります。
但し、もっと深くなると、水圧に力負けして有効範囲は小さくなっていきます。
しゃるほ
G−RX2,3,4,MK46に係った我が友人曰く、
「航走時キャビテーションによるノイズが、ホーミング音響性能に大問題。
そのキャビの発生を抑える為、頭部は特にツルツル表面&いっさいの突起部分を許さず。」
現代の魚雷頭部が、平頭形状的なのも、その為とか!?
爆発尖: 現在の海上次A隊では、単に”起爆器””伝爆薬筒でんばくやくとう” 等の名称だそうです。
>21.水中は逆2乗ですね。 −−−ちょっと私の話と食い違いましたね。
手元に有る資料では、水面数mの深さの時は、(お題はWWII時代の魚雷ですから)
測定距離8m−ピクリン酸系35kgの水中爆圧値(約840kg/cm2)
同 距離12m−同火薬110kgの爆圧がほぼ同じ値。
同 距離16m−同火薬260kgの爆圧がほぼ同じ値。 となっております。
〜?誉
>現代の魚雷頭部が、平頭形状的なのも、その為とか!?
イタリア海軍で戦前に用いていた魚雷は先端を尖らせて高速化(キャビテーションの減少)を図ったらしいのですが、なかなかに興味深いものがあります。
確かに、ホーミング魚雷の場合には50ノットを超える高速よりも、ホーミング能力の方が重要視されるので、その相違かと思うのですが、、
tackow