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アメリカの沿岸警備隊のカッターはフリゲート並みの装備(短魚雷や対艦ミサイル)を搭載できるようですが、日本の巡視船はどうなんでしょうか? 法的に有事には軍艦としても転用できるみたいですが、転用できても太平洋戦争の頃ならともかく、今ではそういった装備が無い限り、それこそ「無駄死に」のような気がするんですが。 豆腐ヨーカン |
確かに直接的な対空、対潜戦闘は不可能でしょうが、海難救助、損傷艦艇の曳航、危険区域からの民間船舶の避難誘導、離島への輸送などと戦闘行為を遂行するのに必要な作業は多数あります。いわば太平洋戦争時の特設艦船的な役割を果たす事を想定しているのかもしれません。
戦闘艦が出て行かなくとも良いが、民間には任せきれない分野が海上警察の海上保安庁の仕事になって行くのかもしれません。
能登
『この法律のいかなる規定も海上保安庁又はその職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を営むことを認めるものとこれを解釈してはならない。』
法的にその様な運用は認められていないと思います。
せせひわ
能登
海保の特殊部隊SSTが米海軍特殊作戦部隊SEALで訓練を受けたと新聞報道されたときに問題になったと聞きます。
ブラック・タロン
私が否定したのは質問の件です。
海上保安庁が自衛隊の統制下に入ると言う件は、おっしゃる通り自衛隊法第80条にあります。
せせひわ
巡視船の武装が有事でどのような意味を持つのかですが
第二次大戦で日本海軍が活用した船舶は
上は戦艦や空母、下は大発や駆潜特務艇まで実に多種多様でした
そして現代の対艦ミサイルに匹敵するのは魚雷とかでしょうが
これは駆逐艦より上の艦艇にしか搭載されていません
では、魚雷を搭載してない艦艇は役立たずだったのですか? 無駄に死にましたか?
武装の程度とは、任務や想定される脅威の程度に応じた物であれば充分です
言い換えるなら、あの程度の武装と訓練でも全然問題は無い場合もあるでしょう
例えば有事になったら不審船舶や遭難船舶は増加します
戦場近辺でそれらが発生した場合、貴重な重装護衛艦を割かないで済むだけでもありがたいでしょう
それに電波封鎖していたら頼れるのは見張りの目玉だけですから
そうなると頭数の多さが物を言います、遭難者の捜索等に長けた巡視船の見張り能力は貴重な戦力になるでしょう
使いこなせるかどうか妖しい武器の有無なんてあまり大事な事ではないんです
素人に武器を持たせることほど危ない事は無いとも言います
巡視船の得意分野を最大限に活用すればそれで充分だと思いますが?
SUDO
装備を考慮した設計になっていません。
ダメージコントロールも軍艦より劣る場合がほとんど
のようです。
ただ、米国のUSCGカッターの方にもかなり古いフネが
あるようなので、全てのカッターが軍艦並みの
活動ができるかは疑問です。
うろ覚えですが、有事の海保は、3自衛隊とは別個の
組織として防衛庁の「統制」を受けるようですね。
(少なくても海自の指揮を受けるのでなかったのは
確かだったと思う。)
「統制」を受けるだけなので、軍事行動を禁止した
海保法に触れないという解釈を聞いたことが
ありますが、真偽は不明です。
A紙の田岡氏は、やはり矛盾点があると言われたことが
あるようですが。
A紙によれば、93年の半島危機の時には、
PLHによる米パイロットの救難支援が
考慮されたようです。
低脅威度地域での救難、港湾の警備、
スパイ船や軍事物資密輸の取り締まり
なんかが妥当な任務ではないでしょうか。
SAW