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1075 どっかの本で、日本陸軍が潜水艦を建造・保有していたといたと書かれていました。この潜水艦、陸軍は一体どういう使い方を考えていたのでしょうか?また、どの程度の能力だったのでしょうか?
Take

  1. 「まるゆ艇」のことですね。正確には”〇に「ゆ」”と書きます。
    輸送専門の潜水艇です。

    事の起こりは、ガダルカナル戦でのネズミ輸送からです。
    海軍のだけでは到底足りなかったし、海軍も輸送にあまり船を割り当てられる余裕がないことに、陸軍が配慮したからでしょう。

    陸軍の参謀本部第十課が試作を立案し、七研(陸軍第七技術研究所)の塩見文作少佐が中心となって計画が遂行されました。

    一号艇は、当時大発を作っていた山口県の日立製作所笠戸工場で作られ、昭和18年10月29日に進水。同12月に陸軍船舶司令部に引き渡されました。

    性能は以下の通り(計画時)

    全長:49.5m
    排水量:水上273トン、水中346トン
    最大速力:水上9.6ノット、水中4.0ノット
    水上航続力:1600ノット
    乗員:将校3名、下士官兵22名
    搭載能力:米24トン(将兵2万人の1日分)、または武装兵40名

    まるゆ艇は小笠原諸島、中国大陸、フィリピン方面に出動しました。
    一号艇は昭和20年1月2日、北サンフェルナンドのポロ岬港外に仮泊中、米軍機の空襲を受けて急速潜行、そのまま没しました。

    ごるぴゐ

  2. 1600ノット→1600浬
    ごるぴゐ

  3.  ここの別館「メカニック研究」の主がその道の第一人者です。

     詳しいことをお知りになりたい場合には、尋ねてみると宜しいかと思います。優しい方ですので、色々と教えてくださるでしょう。
    tackow

  4. どうも有り難うございます。しかし、陸軍が潜水艦・・・組み合わせもさることながら、実行するほうも凄いと思います。海外にはこういう例はあるのでしょうか?
    Take

  5. >2

    HP確認しました…国本さん、自費出版されていたのですね。
    上の回答を書きながら、武装と建造隻数について疑問が生じてしまったので、
    今度問い合わせてみたく思います。ありがとうございました。
    ごるぴゐ

  6. ↑ 相変わらず粗忽な文章…溜息…
    ごるぴゐ


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