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1019  昭和19年10月の捷号作戦頃の日本潜水艦の塗装はどのようなものだったのでしょうか? 終戦後撮影のイ400等のように、すでに対レーダー・対ソナー塗粧が施されていたのか、従来の軍艦色だったのか、あるいは黒色だったのかなどなど、ご教示いただければ幸いです。
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  1. 海軍は昭和十八年末から昭和十九年春にかけて呉方面の練習潜水艦数隻と航空機を利用した大規模な潜水艦迷彩塗装実験を行っています。この実験では従来の黒色塗装とブルーグレー(のように見える色)、グリーングレー(のように見える色)、独Uボートの使用した多少緑味のあるライトグレー(独潜塗料そのもの)等の迷彩効果が艦艇と航空機によって実験、評価されています。
    十九年頃の新造艦はこの実験の結果を反映した塗装がなされていると思われますが、写真で確認できるものは少なく伊五六等がこの実験の結果にもとづいた塗装が施されているのではないかと実験関係書類に付属した塗装図と比較して判断する事ができます。
     ですから十九年秋の潜水艦が迷彩を施している可能性は捨てられませんが、それを確認できる写真は殆ど無く、従来の黒色塗装もそのまま併用されていたであろうとも思われます。また終戦時の伊四〇〇等のコーティングはこの時期にはまだ普及していないのではないかと思います。
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