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998 中部オフ会お疲れさまです。行きそびれた私は一人寂しく「激闘!ソロモン海戦史DX」(ようやく買えた)をプレイしていました。
で、質問なんですが、このゲームでは日本軍の見張り能力が非常に高く評価されています。
日本海軍ではこれほど優秀な見張り員の選抜・養成をどのように行っていたのでしょうか?また、栄養剤やその他の薬物の投与なども行っていたのでしょうか?
TETSU29

  1. 昔読んだ吉田俊雄?の本から述べてみます。←漢字に全部ルビがあって読みやすかった。
    著者が駆逐艦に乗り組んだ当初は、雲とかが水平線上にへばりつくように見えて全くわからずで、夜間に水平線上の船を見つけられるようになるまで最低でも訓練に三ヶ月かかる、という話だったとのこと。

    benben

  2. にんじんを食べた、と言う話を聞いたことがあります。
    伊達邦彦

  3.  昼間には赤色灯1つの暗室に閉じ込めて、外に出るときはサングラス着用、と読んだ事があります。
    ペンギン

  4. 人種差もあるようで、青い目よりも黒目の方が夜目が効きやすいようです。
    視力表が1.5とかありますが、元は欧米人の視力を1.0として基準に
    したそうです。
    もっとも、モンゴル人やマサイ族は視力5.0以上もありますが。
    あと、近眼は眼鏡をかけていても夜間視力は劣ります。(光を拡げるレンズだから)
    近眼者

  5.  便乗質問です。軍事には関係のないことかもしれませんが。
     そもそも人間の視力って、どこまで上がるものなんですか?
     アフリカの一部の部族が、視力20を誇ると聞いたことがあります。遙か地平線の彼方にいる動物を見分けてしまうとか。
     けど、その一方で、視覚細胞の大きさから言って、肉体的な限界は3.0とも聞いたことがあります。視覚細胞の大きさ、つまりドットみたいなもんでしょうか。
     坂井三郎氏の著作を読むと、昼間でも星が見ることができた、とか。
     うーん、謎ですね。どなたか詳しい方はいらっしゃいませんか?
    ツカドン

  6. >そもそも人間の視力って、どこまで上がるものなんですか?

     うんと詳しいってわけではないのですがね。
     基本。「光センサー」として働く目の細胞(つまり赤外線探知るヘビのピットなんかは別として)にはロッドとコーンがあり、前者はモノクロ、後者は(少なくとも3色以上の)カラー対応です。で、岩波生物学事典によれば、普通にいう視力1.0はヒトの網膜上で4.3μmに相当し、コーンの直径は2μm。普通の視力は2点を2点として認識しうる最小視覚=識別閾値の逆数であり、そのためには、興奮している二つのコーンの間に最低ひとつのコーンが挟まっている必要があります。単純に言えば、ヒトの最大視力はコーンの端でOKとするなら2.2ぐらい、コーンの中心でなきゃあかんのならほぼ1.1、ってことになる「はず」です。

     が、1.1以上の視力のヒトはごろごろいますし、遊牧民や狩猟民の視力が2.2どまりかっていうと・・・疑問ですよね。生体実験可能な動物では、レンズを変な風にゆがませて中心視力だけを高めるといった奥の手があるものもある、らしいことがわかりはじめていたりもします。
    「ヒトの最大視力」についての研究は実験にも制限あるうえ、いまさら誰が金出すんだ、という問題もあるからか、あまり聞いことがありません。病気関係とか、脳がらみのほうは大いに進展しているようですが。

     ちなみに昼間の星は、矯正視力1弱の私でも見えることがあります。視力というより、空気の澄みかたとコツではないでしょうか。
    はたの

  7. 夜目」には色々な要素が絡んでいるのでしょうが、集光力は瞳孔の大きさ(直径)がモノをいいます。普通のヒトだと直径7mm位ですが、仮に10%大きいと集光力は20%増しになりますから、それだけ有利になります。それと共に、コントラストの差が少ない目標を背景から浮かび上がらせるには網膜細胞やら「慣れ」の要素も必要になると思います。はたのさんが仰った様に「中心よりも端」の方が良いみたいですし、経験上、個人差も大きい様です。見張り員や夜戦の搭乗員が昼間サングラスをしたり、部屋に閉じこめられたりというのは瞳孔を拡げたままにしておく効果が大きいのでしょうか。
     ヒトの視力に関しての研究は我が海軍でも行っていたようで、網膜細胞の幅(分解能=視力に影響)とかを問題にしていたようですし、優秀な見張り員や測距手を得ることが人事上の重大事だった事は想像に難くありません。

    「昼間の星」は金星なんかだと位置さえ掴んでいれば誰でも見つける事が可能と思います。何処でも見える訳ではありませんが。
    tackow

  8. >視力5や20
    狩猟民族などにみられる驚異的な視力は、網幕に映っている映像情報をどこまで物体として解析認知できるか、脳の視覚情報処理能力が大きく影響するようです。NASAの惑星探査写真なんかで、ボケボケの原画像をコンピュータに通すと見えなかった地形の細部がくっきり浮かび上がってくるのがありますよね。あれと類似の処理が脳内で行われることで、目の物理的な解像度限界を大幅に向上している可能性があります。

    ささき

  9. 皆さん、ありがとうございます。
    視力じゃなくて「夜目」を鍛えてたんですね。
    TETSU29

  10.  視力について色々と回答してもらい感謝してます。
     さて、視力の限界ですが、色々と説があるようですね。水晶体を自由自在に操って倍率を変えてるのか(ハード的対処)、それとも眼を通じて得た情報を脳内で処理してるのか(ハード的対処)、とても興味深いです。
     アフリカの狩猟民族の視力を考えると、視力は4.0ぐらいまで到達しそうな気もします。でも、ハード的には2.2が限界っぽい。
     で、思ったんですが・・・。
     我々も日常生活において、小さな点にしか見えない飛んでる虫を、蚊なのか蝿なのか瞬時に見分けますよね。あれは、はっきりと虫のシルエットが眼に写るからではなく、飛び方その他のシチュエーションから判断してるのだと思います。
     アフリカの狩猟民族も、それと同じことをしてるのではないでしょうか? つまり、季節、場所などから、遠くにいる動物の種類を判別してるのだと思います。
     アフリカの狩猟民族の人が都会に出てきたとき、遠くにある看板に描かれた動物の絵を判別できないなどの「視力低下」になったそうです。ところが、サバンナに戻ると、前と同じように、遠くの動物を判別できたとか。
     これは、視力が低下したからではなく、環境が変化したからではないでしょうか? 場所が変わるだけで視力が上下するのは、ちょっと不自然です。
     あ、ちなみに以上は、あくまでもボクの推論ですので、本気にしないで下さい。あくまもでもゴミレスですので。
     
    ツカドン

  11. 訂正

    脳内で処理してるのか(ハード的対処)>脳内で処理してるのか(ソフト的対処)でした。
    ツカドン


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