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982 戦艦大和の46cm砲の扉(弾・炸薬を装填後閉める)は横開きで、
もしアイオワと同じように縦開きしていたら主砲塔の横幅を縮める
ことができ、重量の節約ができたと聞いたことがあります。

縦開きにしなかったのでは、発想の転換ができなかったのが理由ですか?
それとも、知っていたのにあえてしなかった理由があるのですか?
ベリアル

  1. メジャーな話題なのに、誰もレスしないですね! じゃ〜 ちょっと戦艦は素人な私が−−−!

    1.アイオワの 16in/50 Mark7 について。
      米国の戦艦は、パナマ運河の通過を考慮して船体幅&砲塔リング径を決めなければなりませんでした。
    当初、アイオワクラスには、当時、余剰の16in/50 Mark2を採用予定していた様ですが、
      これを3連装砲塔にすると計算上、砲塔リング径が11.9mになり、パナマ運河通過可能船体幅
      −−>船体骨格、からの砲塔リング径逆算値11.35mを超えていました。
      よって急遽、軽量&狭幅の16in/50 Mark7 を開発しました。
      が−−−すでに当初のMark2の方も写真でみると、縦開き下向の尾栓になっています。
      米海軍はアイオワ以前よりそこの処を考えていたのでしょう。下記HPで、上から2番目の写真。     
      http://www.warships1.com/Weapons/WNUS_16-50_mk2.htm
         
     16in/50 Mark7 については、 ここ。
      http://www.warships1.com/Weapons/WNUS_16-50_mk7.htm
     解説文最後に、The Welin breech block opens downwards and is hydraulically operated.と記述有り。
     Welin breech blockとは: ウェリン型尾栓、Mark7は WelinStep付= 階段断隔螺式尾栓。
     
      そして下記のところが、ありがたや砲塔内の鮮明写真、当然 尾栓、装填器、揚弾器 etc。
      壁面の赤線が後座位置だそうです。(後座距離49in) レッドラインと言いましょう!!!
      http://www.fas.org/man/dod-101/sys/ship/weaps/mk-7.htm

    2.大和の 94式 40糎砲/45 について。 46サンチ45口径だよん!
      とりあえず ここ見て! Welin型のAsburyタイプ尾栓だそうです。Asbury?手元に資料が無い。!

       http://www.warships1.com/Weapons/WNJAP_18-45_t94.htm
      大和に関しては、詳しい方が何百人といらっしゃるでしょうから考察の方、お願いします。

      *国○先生が 94式40糎砲の教科書付図をお持ちの様ですが!!! 

    結局、 ベリアルさんに明確な回答ができませんでした。
     ・16in/50 Mark7 の腔圧 2,910 kg/cm2 薬室容積442.5 dm3 に対し
     ・94式40糎砲/45 の腔圧 3,000-3,200 kg/cm2 薬室容積680 dm3 という
    数値の差が技術的困難を持っていたのか? ヒントになるかも知れませんね!!


    軌跡の発動機?誉

  2. ↑ゴミレス。アメリカ戦艦の主砲で水平式の尾栓は恐らくアーカンサス級までですね。
    ニューヨーク級の主砲から(ニューメキシコ級以降は確実に)縦開き下向の尾栓になって
    いる節が見受けられます。こうなった要因はやはり砲塔の大きさによるみたいですね。

     あ、蛇足ながら18in/47口径砲も縦開き下向の尾栓です<アメリカ
    大塚好古

  3. 大塚氏に”↑ゴミレス。”扱いされちゃいましたね。 −−だって”戦艦は素人な私”なもんで!!
    (前書”砲塔リング径”の処は 世界の艦船87年10月号 16in Mark7の解説抜粋だったんですが!?)
    続けて、帝国海軍側のご説明 &ベリアルさんの質問 ”なぜ大和は縦開”に回答お願いします。
    〜?誉

  4. >3.の最後、失礼。ベリアル 氏”なぜ大和は横開?”でした。
    〜?誉

  5. ↑3 あ、いや1に対して2というゴミのやうなレスをつけた、という意味なんですが(汗)。
    お気を悪くされたら御免なさいですf(._.)
    大塚好古

  6. 理由とは思いませんが主砲塔の横幅を縮めるデメリットについて。

    主砲塔の横幅を縮めるという事は砲同士の間隔を狭める事になる事はお分かりだと思います、そうなりますと発砲時砲弾同士の衝撃波が干渉しあって砲弾がまとまって落ちてくれず、命中率の悪化を招く事になります。

    ただ、この事は直接の原因ではなかったと思います、それを改善する為に発砲遅延装置って物まで開発して改善を図ってますし、砲同士の間隔を詰める事が必要ならば、それに対応するものを何か考えたのではないかと考えられますので。

    大和の主砲は基本的に既成技術を駆使して作成されたものですので、構造を大幅に変えてまで節約を図ろうとしなかったのじゃないかと考えるのですが。
    発想の転換が出来ないと言うより、あえてやらなかったのでは無いかと考えるのですけど。

    知っていたかどうかについては、わかりません。
    ooi

  7. 自己レスと補足と修正
     発砲遅延装置の開発については大和の主砲用に開発された訳では無く、重巡等の散布界の改善の為に開発されたものです、それから戦艦等の主砲に導入されていったはずです。

    >大和の主砲は基本的に既成技術を駆使して作成されたものですので、
     製造が正しいですね。
    ooi

  8. 回答ありがとうございます。
    はっきりとした答えは出ませんでしたが、勉強になりました。
    長門以来に建造する戦艦が(戦艦の)初の三連装だった為に、
    不具合を恐れて、冒険をさけ水平式の尾栓にしたのかな?
    と勝手に思うようになりました。

    ベリアル

  9. 夢の無い話で申し訳ないのですが
    戦前に艦政本部が試算した16インチ50口径3連装砲塔のローラーパス径は
    約8.6m、バーベット径で約9.7mで
    これはアイオワ級のローラーパス外径10.5mより小さいです
    ほぼ同等の防御装甲を纏わせても重量が約1400t、アイオワは1700t

    つまり、日本の砲塔は決して大きく無いし
    縦開きにしても砲塔サイズが極端に変わるというわけではないと思います

    米重巡主砲塔を見ると、関連機材等が食う場所や重量も影響が有ると思いますし
    上のスレッドにあるように閉鎖機関連を単純化できれば重量とスペースにも益は大きいでしょう
    他国の事例等をどの程度まで検討したのかは不明ですが
    単純に無難だからと従来方式を選択したと断定できるのかどうか・・・

    SUDO


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