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第2時大戦中のイギリス海軍艦艇で、日本海軍の「噴進砲」に良く似た対空装備があるようなのですが、具体的にはどう言ったものなのでしょうか?「UP」という名称らしい所までは調べたのですが。 Flock |
ささき
なんかそれ、日本陸軍の『阻塞弾』みたいですね。
カラビニエリ
ここに写真があります。
また、戦艦の主砲砲塔上に搭載されてる様子は「イギリス戦艦史(世界の艦船別冊)」に写真があります。
(N)
”非回転弾”とでも訳すんでしょうかねぇ?
4列×5段の20連装ロケット発射装置。
ロケットの弾体の後部は推進用の固体燃料(火薬らしい)セクションになっていて、一定高度に達すると少量の爆薬で(時限信管式)前部と分離、前方セクションには3発の小型爆弾とパラシュート・400フィートのワイヤーが入っており分離と同時に開傘。
これがゆっくり降下する時、攻撃機がこの小型爆弾と接触しなくてもワイヤーを引っ掛けることで爆発して撃墜することを狙ったものらしいです。
実際にはロケットとパラシュート・爆弾・ワイヤーが風による影響から軌道が不規則にくるくる変化する為、ほとんど成果を挙げなかったとのこと。
「フッド」が「ビスマルク」と交戦中、シェルターデッキ上でこの”UP”が火災を引き起こしたこともあって、すべての艦隊主力艦から撤去。
装備していたのは「フッド」「ネルソン」「キング・ジョージV世」「プリンス・オブ・ウェールズ」「バーラム」の5隻。
(N)さんの仰る通り、「イギリス戦艦史(世界の艦船別冊)」中の写真解説文中、K.G.VとPOWの2隻のみが搭載としていますが、フッドの記事にも”UP発射機5基搭載”と書かれている通り...(ムニャムニャムニャ。笑)
そういえば1/700WLシリーズのフッドに付いていたような気がするな。
woodstock
なんか、中東戦争の時のTOWの応酬をやった後みたいなイメージなんですね。
しかし、「噴進砲」に似てますねー、関係は無いんでしょうけど。
本当にありがとうございました。
Flock