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第二次大戦時のドイツの蛇行魚雷(FATTやRUT)は何のために蛇行するのでしょうか 過去に同じ質問があったらごめんなさい セミララ |
蛇行魚雷は
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こういった運動を行い船団の中を走り回ります
混んでいる道路で蛇行しながらバイクを走らせているようなもので
たぶん、どれかに当たる(っていうかその確率が高くなる)
単体としての船舶を狙うのではなく
船団に叩き込んで期待命中を得るためのの方法論の一つだといえます
単独航行艦艇を襲う事も可能ですが(例えば真後ろから襲撃させるとか)
SUDO
むかーしむかし どこかで聞いたことのある帝国海軍の魚雷の渦巻戦法と同じようなものだったのですね
それにしてもお返事がみょ〜に早い気がするのは私だけ?
まあ だからこそここに書き込みするのですが
セミララ
Uボートは潜航に入る際、再浮上出来る様、200気圧ばかしの圧搾空気を水中に
持ち込みますが、これが徐々に漏れてくるもんで長時間潜航していると、艦内の気
圧は上昇してしまいます。
で、魚雷の深度調節は気圧を利用した装置によるもんで、長時間の潜航後に魚雷を
発射すると、設定深度より深い所を走ったりします。
ドイツの魚雷は触発信管と磁気感応信管の2段構えですが、こうなると磁気信管だ
けが頼りなんですが、これが結構不安定だったりして敵艦の真下を素通りしてしま
う問題が有りました。
が、蛇行魚雷は1隻目を素通りしても船団の中を走り回るので、何回もチャンスが
有って、その内信管が作動して撃沈!てな事にもなる訳です。
なのでこの魚雷が開発されて、不発の問題は一応解決となったのでした。
実戦で使用してみたところ、船団の中を8分間以上走り回ってからやっと命中なん
て事も結構有ったとか。
不良を抱えていたが故に一層花開いたとも言えますが、船団攻撃には非常に有効
だった様です。
>真後ろから襲撃させる
LuTが開発された時、船団の後方からの攻撃を実験してみたところ、魚雷に船団
を追わせる事がなかなか難しく、良好な結果は得られなかったとか。
しゃるほ
とっても早いお返事に感じますが
回答ありがとうございます
セミララ