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953 空母の船体について伺いたいのですが、手元にある米国の資料中に「CV7 ワスプは、ワシントン条約下で使えるトン数に厳しい制限があった為、排水量を減らす様々な工夫が必要があった。その一つとして左舷側に張り出した非対称の船体設計を採用し、余分なバラストを使わずに艦橋との釣り合いを取るようにした」とあります。左右非対称な島型艦橋空母ではどの艦もそうなっているものとばかり思っていましたが、これは一般的な事ではなかったのでしょうか。
櫻草

  1. 工夫が必要があった→工夫が必要であった
    です。済みません。
    櫻草

  2.  推測ですが、
     飛行甲板の中心線が、船体の中心線と一致しない(飛行甲板全体が左舷より)
    などの意味で非対称なのではないでしょうか。
    たしか大鳳もこういう非対称ではなかったでしょうか。
    ペンギン

  3. ペンギン様

    御回答有り難うございました。
    確かにワスプの平面図を見ると、船体中央部付近では飛行甲板が左舷側にかなり張り出しておりました。私の訳が不適切でしたが、原文では
    She had an asymmetrical hull, being bulged to the port, in order to counterbalance her island without added ballast.
    となっておりまして、hullと書いた場合船体構造そのものが特殊な非対称形なのかと思われたのですが、やはり飛行甲板を含めての事でしょうか。
    櫻草

  4. ワスプの場合は確か本当に船体そのものが左右非対称(左舷だけにバルジがついている)だったと思います。何故そうしたのかなどはまったく持って不勉強ですが。
    明石耕作

  5.  当時の米空母(レキシントン級やヨークタウン級)は大型のアイランドの重量で
    艦が傾くという問題があったんですが、小型のワスプの場合その問題が更に悪化する
    可能性があったが故だと推測します。因みにヨークタウン級は軽荷排水量状態だと
    約6度傾斜すると言われており、通常は燃料を移送することによって艦のバランスを
    取っていました。
    大塚好古


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