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現代戦闘艦の艦載砲の主な役割ってなんですか?改むらさめ級で威力不足から76oから127oに転換するらしいのですが何に対しての事なのでしょうか? ガンヘッド |
それ以外ですと、VT信管つけての対空射撃とか、かな?
対艦戦は小型艇相手以外はさすがに考えてないと思います。
勝井
satoski
でした(^^;
satoski
何より危なくてうかつに岸に近づけないのかな。
勝井
というか、条件さえクリア出来るのであれば、口径が大きい方があらゆる意味で有利でしょう。3インチ砲に比べて5インチ砲では弾頭重量は4〜5倍、有効射程は5割り増し位でしょうから、昔で言えば28センチ砲と40センチ砲を比べている様なもんです・・対空射撃が問題かもしれませんが、発射速度と有効射程、致命域や公誤が関係してくるので一概には言えないでしょう。
tackow
(N)
k-mine
でもって艦砲の役割ですが
艦艇の戦闘能力は対空・対潜・対水上・対地のどれもが
高い次元でバランスしている事が望まれます
一般にこれらは各種の専用装備で賄い
艦砲はそれを汎用装備として専用装備を補完する存在となっています
新型護衛艦の場合、各種ミサイルが充実しているので
他に足りない部分を艦砲によって補うのだと考えると
対水上打撃力の補完と殆どゼロに等しい対地射撃能力の大幅増強が
127mm砲装備で得られる事になります
恐らく、海上自衛隊の置かれた状況からして
優先順位は対水上>対地で、水上打撃能力の向上のほうが主眼でしょう
ただ、127mm砲装備で強化される度合いで見るなら
対水上打撃の向上よりも対地能力強化の方が大きくなります
tackowさんが書いたように、積めるならでかいほうが良いって事ですな(ぉ
SUDO
でもコレぐらいの大きさだったら、イタリアのフリゲートなら76o砲あと2門はつけるんでしょうね(CIWSの代わりでしたっけ?)。
ガンヘッド
それを補完する意味もあるのではないでしょうか。
つまり、127mm口径となると一昔前の両用砲みたいなものですから、
自艦だけでなく、隣接の艦船の対空防御にも使えると思います。
ばるたあ
時限信管というところに惹かれてしまふ。
U77
海自がDDの主砲を「ゆき」クラスから3インチにしたのは、英国が「軽空母」を建造したのと一緒で「気の迷い」だったといえるんでは?
tackow
別に気の迷いと言う事も無いでしょう、「ゆき」級と同世代の似た様な汎用フリゲイトの主砲は5インチ砲の方が少なかったように記憶しています。
3インチ砲はどっちかと言うと対空任務の方を重視した場合装備されてる事が多かったようですし、当時はそっちの方が多かった様な気がします。
気の迷いと言うより、ニーズの変化と言った方が妥当でしょう、ドイツのフリゲイトなんか3インチ砲がほとんどですぜ。
ooi
後、「ゆき」級に比べて汎用護衛艦(フリゲイト)がだんだん大型化してきたってのもあるのではないでしょうか、やっぱり。
大型化につれて、主砲も大口径のものを搭載する様になったってのも確かにありますし。
あと、それと、たかつき級が退役し始めていざって時の対地砲撃力が低下したのでそれを補う為って話もありましたね。
ooi
海自が3インチを装備したのは、「Mk42の後継として適当な砲が無かった」「DEとの共用を図りたかった」とか、重量(なにせ軽いですからね、あの3インチは)や砲側要員の問題等が大きいのではないですか?運用する現場としては艦砲射撃に対するニーズというのは今も昔も変化は無いので、純粋に戦力価値という点で5インチよりも3インチの方が良い、とは思ってなかったと考えます。
艦型の大型化と主砲の口径は、その他の装備品との兼ね合いもあるのでしょうが、一昔前のDDに分類される護衛艦の主砲は5インチでしたので「艦型の大型化」はそれほど大きな要因では無かったとも思えます。
しかし、排水量5000t以上に達するフネの主砲が3インチではサマになりませんものね。
tackow
結論として、76o砲では貧弱に見えるから、という事ですか(笑)。
ガンヘッド
オランダも3インチだし、デンマーク(セティス級)も3インチですよ。
「ゆき」級の時代はおおよそ二通り(大口径乃至小口径)の装備があったように記憶しています、ただ、比較対象のイギリス、イタリア、フランスの艦は「ゆき」級に比べて多少余裕があった(乃至は無理したか)ので、大口径を選んだと思われる節があるのですが、「ゆき」級はああ見えて3000tクラスの船体に「シーキング」を積む為結構ギリギリの所で装備を選択して居る様です、3インチ砲を選択したのはそのせいもあったと考えられます、んで、次のクラスになって排水量が増えるにつれ、徐々にグレードアップしてきて、ついに艦砲もグレードアップするに至ったんで無いかな、と。
> 海自が3インチを装備したのは、「Mk42の後継として適当な砲が無かった」「DEとの共用を図りたかった」とか、重量(なにせ軽いですからね、あの3インチは)や砲側要員の問題等が大きいのではないですか?
あ、それは賛成します、多分Mk45とOTOメララの5インチのいずれを選ぶかってのもあった可能性もありますし。
でも、海自のDDは3インチ砲艦も結構有りましたよね(くも型とか)、案外それも影響してるのかも・・・
ooi
今回の話題から少し外れるかもしれませんが、艦砲の役目として、
威嚇があるそうです。
誘導弾では当たってしまうので。
また、英海軍がフォークランドのときに、対地射撃能力の不足を訴えていたので、
対地攻撃にも使うのでしょう。
さらに、誘導弾は高価なので、目標の価値に応じて使い分けるつもりもあるのではないでしょうか?
ぶひ
自衛隊の護衛艦で対地攻撃(艦砲射撃)というのは、どういう状況が考えられますか?
ガンヘッド
勝井
現代戦闘艦の艦載砲の役割は、まず最初は相手船の進路前方に威嚇用として撃ち込んで、本当に撃沈するならミサイルで、ミサイルが使えないような対象なら砲で、といったところではないでしょうか。小型ボートぐらいが対象だと、砲は意外と当たらないようでもありますが。
benben
自衛隊員の自動小銃の訓練射撃数が、年間100発以下(自衛隊の人は1日100発くらい撃っているだろうと思っていたものですが。)という少なさに対して、対空、対艦などの大型ミサイルはもっとひどくて年間1発撃てるか撃てないかとのことで、これでは「砲」はまだまだ使わざるをえないでしょう。
benben
で思い出したんですが、20oって浅い角度(目標が遠方の場合)で海面に向けて発射すると、海面で兆弾するという話は本当でしょうか?
ガンヘッド
小銃弾射撃のときは、とくに腰に構えて撃つようなときは、相手方の足下をわざと狙って撃つそうで、地面からの跳弾も有効弾になるようにしているためです。もっとも海面で、わざと喫水線、または手前を狙って撃つかどうかはわかりません。(日本海軍の徹甲弾が有名ですが)
映画やTVアニメでは、敵弾が足下で土埃があがっても、主人公は「無事」でいることが多いですが、この表現は大変疑問です。
benben
また、大戦中と異なり、現代の高精度な電探射撃で弾着を確認する場合、未熟なオペレーターの場合、実際の着弾と跳弾を見分ける事が出来ない場合がままあるようです。
tackow
その割には海保の新型高速巡視艇にはしっかり20oバルカンが装備されてましたけど・・・。
ガンヘッド
あまり関係のない話かも知れませんが韓国海軍の哨戒艇は20mmバルカンを主武装としています。
その理由は昔、北朝鮮特殊部隊や工作員の海上浸透が頻繁に行われた時期に12.7mmHMGを積んだ哨戒艇が高速重武装の北朝鮮浸透船に逃げられるか返り討ちにされるケースが続出したからです。
対策として20mmバルカンを装備したら浸透船を圧倒して撃沈することが可能になり、以後は海上浸透が少なくなったといいます。
海上保安庁もそういう理由で装備したんじゃないでしょうか。
相手が北朝鮮の浸透船なら重機関銃だけじゃ安心できないでしょう。
マニア
OTO127o:対空7km、対水上15km、最大発射速度45発/分
新76o :対空12km、対水上16km、最大発射速度120発/分
だそうです。日本に入ってくるのは200t級新型ミサイル艇かな?
ガンヘッド