898 |
疑問なのですが,日本の海上自衛隊の有力な水上艦は全て”護衛艦”を名乗っているような。 巡洋艦とかいうとさすがにまずいというのは理解できますが, 駆逐艦,巡洋艦と護衛艦というのはどこら辺に線が引かれるのでしょうか。 一時期,「護衛艦とは言い訳のために日本が独自で付けた艦種」と思い込んでいましたが, どうもソ連にも有ったみたいですし,ちょっとわかりません。 maNoke |
艦種というのはその言葉を使用する軍隊が各々の都合によって決めるものです。ですから艦種の区別、呼称に、普遍的な線引きはありません。
(N)
せせひわ
tomo
その類別を現在もそのまま使用している関係で今のDD/DE表記に繋がっています。惰性で
DD表記しているわけではありません。それに初期の護衛艦はPFが主体ですよ。
大塚好古
その後、各種駆逐艦(DD)が貸与され、昭和29年に海上自衛隊となります。『護衛艦』と呼ぶようになったのはこれ以降かな? なお、国産護衛艦の登場は昭和30年からになります。
ちなみに、現在までの海上自衛隊の護衛艦の区分は以下の通り。
・PF (哨戒)護衛艦 くす型(米タコマ級)
・DD 汎用護衛艦
あさかぜ型(米リバモア級)、あさひ型(米ボストウィック級)、ありあけ型(米フレッチャー級)、
はるかぜ型、あやなみ型、むらさめ型(初代)、あきづき型、
はつゆき型、あさぎり型、むらさめ型
・DDA 汎用護衛艦 たかつき型
・DDK (対潜)護衛艦 やまぐも型、みねぐも型
・DDG ミサイル護衛艦 あまつかぜ型、たちかぜ型、はたかぜ型、こんごう型
・DDH ヘリコプター搭載護衛艦 はるな型、ひえい型
・DE (沿岸用)護衛艦
わかば型(旧海軍松型駆逐艦)、あけぼの/いかづち型、いすず型、
ちくご型、いしかり/ゆうばり型、あぶくま型
ブラック・タロン
maNoke