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883 不沈戦艦紀伊に登場する紀伊型戦艦は、外部装甲の内側のゴム層で衝撃を吸収し、さらにその内側のスポンジ層で水圧と浸水を防ぐことで圧倒的な不沈性能を持つと書かれていますが、現実の戦艦ではこのような装甲を採用されたことはあるのでしょうか?
荷電粒子砲

  1. 私は素人ですが、素人考えでもあまり現実性のない設定だと思います。厚さ数十センチの特殊鋼板をぶち抜く徹甲弾相手に「ゴム」なんて空気みたいなものでしょう。またスポンジで浸水を防ぐというのも?です。戦闘機のゴム被服防漏タンクからの発想かも知れませんが、圧力の桁がぜんぜん違います。だいいち水より重い鉄で造られた船に「不沈」はあり得ないのではないでしょうか。
    ささき

  2. 一体誰がこんな事を…実は決してウソではないんだな、これが。
    例えば同じ板でも中に制振ゴム張ってたりするとAP弾に対しては有効になるんだ。
    (本当に本当)要はAP弾程度の脅威だったら、内部摩擦による衝撃波頭の消滅が結構効いてくるってはなし。
    ただし、劇的にはきかにゃい。当然不沈にもなんにゃい。
    sorya

  3. もちっと補足すると、物理現象ってのは、速度・材質・形状さえ同一ならば、
    現象はその幾何学的形状比(GeometricRatio)に比例するんだよね。だから穴を
    開ける・開けないだけの話に限定するとAP弾の話がそのまま艦船の砲弾にもあ
    るていど適用できるっと。
    sorya

  4. >2. 「事実は架空戦記よりも奇」なこともあるのですね!(笑)
     元の質問に戻りますと、日本海軍では浸水対策として艦底の中空スペースに密封したドラム缶や木材を詰めることが検討されたこともあるようですが、アイデアの段階を出るには至らなかったようです。考えてみれば構造材の大部分が水より軽い木造船だって沈むときは沈むのですから、鋼鉄艦に木の浮力材を充填するというのはいささかナンセンスに思えます。また戦艦級の大型艦は喫水が深いため水圧も高く、いざ浸水して沈みだしたらドラム缶など水圧に負けて潰れてしまいそうに思います。
    ささき

  5. 牧野氏は、現代軍艦でも水面下の被弾時の浸水量低下のために、建造後に区画gとに発泡ウレタンを充填することを提唱していましたね。
    Navy

  6. すいません。通りがかりの者です。

    >4.
    あやふやな記憶だよりで申し訳ないのですが、
    戦時中の帝国海軍の艦が防水or浮力用として、
    『桐材を詰めていた』という
    記述をひとつならず読んだ記憶があるのです。
    これは間違った知識だったのでしょうか?
    WR

  7. >7. 桐材充填 私は実際には行われなかったと聞いたのですが、確証はありません。ですから「至らなかったようです」と推定形で書いています。
    ささき

  8. これは「やったらどうでしょう?」という文書があるんですよ。それが元ネタだったはず。
    BUN

  9. >桐材
    返信有り難くあります。
    記憶だよりの発言のままでは
    申し訳ありませんので、
    原典を探し出しておきます。

    WR

  10. その小説(なんですよね?)でゴムとかスポンジを詰めるというアイディアは、発泡したエボナイトかなんかを防水区画に充填していた「リシュリュー」が元ネタにしたのでは?

    (N)

  11.  この「発砲?したエボナイト」ってのはどんなモノなんでしょうかねえ??

     エボナイトや桐材等を舷側の船体内?やバルジに充填するのは、米戦艦の重油層と同様な思想+浮力保持なんだと思いますが。同様に我が空母で実施されたといわれるバルジ内へのコンクリート充填や巡洋艦のバルジ内への水密管充填?等はどの程度の効果があったのでしょう。
    tackow


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