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アメリカ空母レンジャーは、速力が遅いだのなんだのという理由で、戦線に出ていないようですが、それならワスプも似たようなもんだと思うんですが、なぜ米海軍が苦しい時にすら戦線に出てこなかったんですか?何か致命的な欠陥があったのですか? 灰色狼 |
帝国海軍の蒼龍など目じゃありません。
装甲らしい装甲といえば、弾薬庫に50ミリの弾片防御を施してあるだけで、あとはまったくの無防備。
軍艦ですから防水区画はありますが、小さい排水量に対して飛行機を積みすぎているので、非常に防御力が甘いです。
魚雷1本で大破、2本で確実に轟沈というところでしょうか。
しかも、対空火器の数も少なく、大戦中に多少の機銃の増設はしていますが、それでもかなり弱体です。
米海軍が苦しいときだからこそ、前線には危なくて出せなかったのだと思います。
まなかじ
かなりぎりぎりの決断だと思いますよ。
彼女の防御だって「レンジャーよりはマシ」という程度です。
勝井
灰色狼
東ソロモン海戦では補給中であったため後方に下がっていましたが、あくまで艦隊型の
空母として通常に使われております。
レンジャーが太平洋戦線(ソロモン作戦)に出なかった理由の一つとして、1942年末
には北アフリカ上陸作戦支援に当たる空母が必要であったため引き抜く事が出来なかった
という理由もあります。1943年にエンタープライズがオーヴァーホールに入った際は
太平洋回航が検討されたようですが、やはりその対空火力の不足が問題になったのか米海軍は
英空母の派遣を要請してその結果ヴィクトリアスが太平洋に回航、その代わりにレンジャー
は英本国艦隊と共同して大西洋の哨戒任務についております。その後大型の艦隊空母である
エセックス級と小型高速空母のインディペンデンス級が急速に整備された結果本艦を第一線に
出す必要性がなくなり、1944年には練習空母に類別されて退役するまで本国水域で乗員訓練に
あたる事になります。
まあレンジャーが中途半端な性能の艦であった事は確かですが、上記の様な理由もあった
という事で。
大塚好古
灰色狼
ロックマン
喰らっても火災一つ発生せず、5000tもの海水を飲み込みながら「自力」で帰
投しましたヨ。
tackow