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旧ソ連の潜水艦のコードネームでK(キロ級、旧式)より前のC(チャーリー級、新型)のように順番がアルファベット順でないように感じられますが、どういった基準で潜水艦のコードネームは命名されるのでしょうか? 安井 賢一 |
ですが、アルファベットの呼び出し符号(だっけ?)を用いています。
たとえば、A=アルファ、B=ブラボー、C=チャーリーという具合です。日本語だと「アサヒのア、イロハのイ」となるのでしょうか?(昔、ハムの免許を取
ったときに教科書に載ってました)
その後、旧ソ連が潜水艦を沢山造ったことでアルファベットが枯渇したことや、
級名を公表したりしたので、コードネームの命名基準も曖昧になっているよう
です。
このコードネームは事務的に付けられるのでしょうが、航空機やレーダーなどの
コードネームには洒落っ気が入っているのも担当官の心遣いでしょうか?
tackow
つけるようになります。これに該当するのがアクラ級とベルーガ級です。
その後連邦の崩壊と情報公開が進んだ結果ロシア側の計画名で呼称するようになります。
大塚好古
その他、旧ソ連の兵器のNATOコードネームは、その兵器の種類(戦闘機、ヘリ等)の頭文字を基準に付けてますね・・・ってそれくらいは周知の事実か(笑)。
・戦闘機 Fighterの『F』(フォックスバット、ファルクラム、フランカー等)
・ヘリコプター Helicopterの『H』(ヒップ、ハインド、ハボック、ホーカム)
ブラック・タロン
という発言に敬意を表して命名されています。ついでにいうと、シエラの就役はタイフーンより後で、
またNATOコードのTはタンゴ(1972年就役)です。
様は1980年代初期の新型艦ラッシュ(Oscar/Typhoon/Kilo/Mike/Sierra/Akula/DeltaIV)で
NATOコードが尽きた結果ABC順の新基準が作られ、新命名基準によりアクラ級が命名されたわけです。
大塚好古
安井 賢一
A:Alfa、Akula
B:Bravo、Beluga
C:Charlie
D:Delta
E:Echo
F:Foxtrot
G:Golf
H:Hotel
I:India
J:Juliet
K:Kilo
L:Lima、Losos
M:Mike
N:November
O:Oscar
P:Papa、Paltus
Q:Quebec
R:Romeo
S:Sierra
T:Tango、Typhoon
U:Uniform
V:Victor
W:Whiskey、Whale
X:X-Ray
Y:Yankee
Z:Zulu
と、一揃いそろってます。
大御所、至らぬ所の補完をお願いいたします。
勝井
(Kynda、Kresta、Kara、Kotolin、Kashin etc...)
語源はなんでしょう?
勝井
NATOコードですね。
因みに水上艦のKコードはロシアの地名の英語読みが由来であるそうな。
因みにコトリン型はクロンシュタット(コトリン)沖で最初に発見された
のに由来して命名されてます。但しKコードは「クレスタII型の一番艦
クロンシュタット」とやられると一部混乱が生じる可能性があったので、
クリル型を最後に使われなくなり、基本的に建造中は建造造船所の位置に
由来する暫定コード(ブラッコム等)を使い、1番艦就役後は1番艦名を
級名にするようになったそうな。
大塚好古