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第二次世界大戦後期ではすでに戦艦は航空機の前に破れもはや使い道がないようでしたがこれを役に立つように使う方法はなかったのでしょうか? 富嶽 |
アリエフ
戦艦の使い道
1.旧式鈍足な戦艦の場合は上陸戦時に準備射撃で敵の砲台等をつぶす。
上陸が開始されたら、味方の要請に応じてまた支援射撃。
2.比較的に新しく中速、高速な戦艦ならその船体の大きさを利用して
対空火器を増設、空母の護衛につく。
通信設備が整っているため、艦隊旗艦として使用する。
以上
このようなところでしょうか。
畝傍
があったのでは?と思います。
実際、米国はその様な用途に使ってますし、その思想が強かったのでは?
tackow
BUN
飛行機で戦艦を撃沈できる時代になったとはいえ、
それを実際に行うと、
1隻仕留めるのに相当な労力を必要としています。
まだまだ艦隊まるごと殲滅するのは困難でしたし、
艦隊側も急速に対抗手段を身に付けつつありました。
勝井
ところで戦艦1隻しとめるのにかなりの数の航空機を使うみたいですけど
戦艦「大和」を撃沈するときに使った航空機の数と損害はどれくらいのものなのでしょうか?
富嶽
艦隊を殲滅するのは艦隊をもってしても大変で、困難なことだと思います。
うまくは言えませんが、参考になるかな、と思う文章がありましたのでURLを記しておきます。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~ikezawa/wb/ship.htm
「制空権さえとれれば」、戦いの決着をつけるのは航空機でも艦砲でもかまわない、という話です。
こてらじ
って事で、使い道無しに一票。
tomone
しかし、ここで問題にしているのは大戦中に「戦艦の使い道」があったか、ということです。これには当時の物の考え方を考慮する必要があります。当時のものの考え方がどのようなものであったか、によって現代では役に立たないと断言できる戦艦に期待と任務があり得る訳です。
私は、
1.事実として、水上戦闘艦としての戦艦の用法とそれに対する期待は、マレー沖海戦以降連合艦隊主力の壊滅まで基本的には変化が無い。
2.その背景として、制空権の奪取、航空優勢の確立は大艦巨砲主義と対立するものではなく、むしろ大艦巨砲主義の前提のようなものであり、大正時代から空母同士の戦闘の後に戦艦同士の砲戦が発生することは自明の事だった。
この二点を挙げます。マリアナでも、レイテでも、米戦艦は連合艦隊主力との砲戦に備えており、決戦時には航空戦闘の決着を待たずに敵主力に対して突撃した事実もあります。航空機の発達は従来の戦艦を取り巻く状況をエスカレートさせましたが、だからといって伝統的な戦艦の用法が一気に変貌したのではありません。
BUN
そうなんですよね、米軍はレイテでも、マリアナでも戦艦は独立して使ってる
し、トラック島なんかでも逃げ遅れた艦艇の掃討に使ってますね。
tackow
必要性を切に感じており、その結果重巡ではセイレム級の建造に走り、戦艦では高速軽防御
大打撃力の戦艦(アラスカに非ず)を計画したりしてますからね。米海軍にとっては
水上打撃部隊の価値は些かも損なわれていなかったと言えるでしょう。
大塚好古