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778 酸素魚雷の航跡が見えないのはなぜ?
ビクトル式

  1. 空気魚雷の航跡の大部分は搭載している空気の中の窒素ガスによるそうです。
    それに対し酸素魚雷は空気の替わりに純度90%の酸素を使っているので排出
    ガスは二酸化炭素と水蒸気が大半を占め、これらは水に溶けるため航跡が少
    ないようです。ただいくらか窒素ガスも含むので完全に航跡がないわけでは
    ないようです。
    あと僕の疑問ですが、スクリューのキャビテーションによって航跡はできないのでしょうか?
    taka

  2. 酸素魚雷の航跡は見え難いだけで航跡が無い訳ではありません。
    BUN

  3. >1
    キャビテーションというのは、スクリューの高速回転で生じる真空(?)の泡だから、すぐに水圧で潰れるんじゃないですか。

    おくたん

  4. >2.米軍の「青白い殺人者」という呼称自体、
    全く見えなかったわけではないことを物語っていますよね。
    けど航跡は通常型の十数分の1の短さだそうです。
    気泡の数が少ないから、視覚的にも捉えにくかったようで。
    勝井

  5. 「青白い」のは航跡上の夜光虫が発光したからでは?

    (N)

  6.  今更ながら、昼間でも見えないわけでは無いのはサマール沖海戦が証明していますね。
    タフィ3の護衛空母群は日本の魚雷接近を発見して退避運動を取った結果魚雷による被害を
    免れてますから。
    大塚好古

  7. そういえば、酸素魚雷の秘密は戦後初めて明らかになったってのをよく聞きますが、
    「従来型の航跡の十数分の一の短さ」
    「航跡自体見えにくい」
    などの情報は米軍も掴んでいたでしょう。

    これだけでも、日本の魚雷が酸素魚雷であるとの推測はできそうにも思えますが。
    勝井

  8. ↑勝井山。航跡が見えない、という事なら電池魚雷という解釈も出来ると思うのだが。
    大塚好古

  9. あ、その線もあるか。
    当時の電池魚雷は割と低速だったようだから、
    余り考えてませんでした。
    勝井

  10.  まあでも勝井山の言うようにアメリカが酸素魚雷の存在を戦後まで知らなかった,というのには
    実は私も疑問なんだけど。ガダルカナル(?)で海岸にのし上げた日本製魚雷を鹵獲しているのも
    事実だし。「水中弾効果をアメリカは知らなかった」と同様な神話である可能性を否定は
    できませんよね。

     ただアメリカの場合酸素魚雷の試験を行なって実用化を見送り,過酸化水素魚雷の開発・配備に
    進んだ経歴があるから、取扱いの厄介な酸素魚雷を日本が使用している、とは思い難かったのかも
    知れませんねぇ(以上完全な憶測モード)。
    大塚好古


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