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第二次大戦中は対艦攻撃手段として、急降下爆撃や雷撃、反跳爆撃が主流でしたが 現在はほとんど使われないと思います。戦術としての上記の攻撃方法が成立しなく なったのはいつ(またはどの攻撃機)からと言えるんでしょうか? またそのきっかけとなったのは何の登場(攻撃手段or防御手段)でしょうか? taka |
爆撃方法で有った為で、誘導装置が実用化されれば御利益は有りません。
滑空誘導爆弾は大戦中に実用化されましたが、完全にすたれるのは高精度の物が
当たり前に装備される様になってからでしょうか。
しゃるほ
>急降下爆撃に関しては、投下爆弾に誘導装置が無い場合これが最も命中率の高い
あ!神風にはかなわないか。
でもあれは爆撃とは言わないですよね。
急降下爆撃には高い運動性能を要求されるので重爆装出来ず、撃墜の危険も高いと
いう点が不利なんですね。
しゃるほ
また戦後は核兵器に対する過剰な信頼が生まれ、重爆一機あれば艦隊など丸ごと消滅可能だと思われていたことも対艦爆撃・雷撃が衰退した一因ではないかと思います(空母無用論はこの裏返しです。また米海軍は核武装した敵機の侵入を阻むべく、E-2C と F-14+フェニックスによる傘を張って艦隊を守る戦術を取っています)。
ささき
低空侵入しての爆撃はフォークランド紛争でも用いられましたが(反跳爆撃も同紛争では実施されたと言います)、低空巡航する対艦ミサイルに対する迎撃システムを装備した最近の艦艇に対してはかなり難しいと思われます。
(N)
takaさんが挙げられた攻撃方法は全て投弾前に目標に肉薄する事が必要条件になりますが、近接信管を併用した弾幕射撃の中に突撃したら攻撃側の損害は膨大なものになるでしょう。
というわけで、時期としてはマリアナ沖海戦あたりから成立しなくなったと思います。
TS29
時期も参考になると思うんですが、それはいつ頃なんでしょうか?
taka
ないですが、対艦用航空機用魚雷(雷撃機は当然ジェット爆撃機)は1980年代にも実戦配備されて
いたという事実もあります(汗)。
大塚好古
理由その一:大きな相手がいなくなった(笑)
その二:小さな相手にはロケット弾で充分(大戦中にも結構戦果あり)
で、ソ連とか新興海軍が台頭した時には、既に対大型艦としては誘導爆弾が実
用化されていた、、てのはどんなもんかなあ??
>4
しかし、現代の戦闘艦(あるいはそれに護衛されている艦船)に対しては、も
はや無誘導爆弾によるコンベンショナルな「対艦爆撃」は過去の遺産と信じてい
た身には、アルゼンチンのA4とかが英国艦船に有効弾を与えたのには、盲点と
いうか結構な驚きを伴いました。
海自よ、おまえは大丈夫か?とか考えちゃった。
tackow
NX
すいません、便乗質問です。
アルゼンチンのA4はどの程度の高度を飛んでいたのでしょうか?
駆逐艦のマスト程度の高さを飛んでいたような気がするのですが。
ぶひ
低空投弾のため大半は安全装置(?)がはずれず、不発だったそうです。
(はじめてカキコしました。よろしくおねがいします)
Kyohei
少なくともこの当時は魚雷は積まれていたみたいです。でも訓練は全く行われていなかったみたい。
今の航空自衛隊のFSは対艦攻撃はASMで半身不随にしてから誘導爆弾でとどめを刺すっちゅう事を考えてるみたいです。
fennec
高度は、概ね空軍機が50m程度、海軍機が30m
程度だったような記憶があります。
海軍のパイロットは、「空軍の連中の高度は高すぎる
、あれではやられてしまう。」と言っていた
そうです。
爆弾の方は投下高度が低すぎて、安全装置が解除できず
に多くの爆弾が不発でしたが、これも海軍機
のパイロットは「海軍は軽いトスボミングで爆撃したので
問題なかった。」と主張していたそうです。
これに対して、英軍艦艇では、陸戦用の口径30機関銃
や、揚陸艦では陸軍兵士の口径30機関銃までもちだして
大量の曳光弾で、アルゼンチン軍航空機の照準を妨害した
そうです。
10数年前の航空雑誌の記事を、記憶カキコしたものですの
で細部に誤りがあるかもしれませんが、以上御参考までに。
RM
>高い爆撃方法で有った為で、誘導装置が実用化されれば御利益は有りません。
「誘導装置実用化され」たのは日本軍の神風特攻隊からですね。
人間ごとぶつかっていくんだから、これこそ誘導ミサイルのさきがけだ。
毛沢豚