U.S.S. Heron(AVP-2) <Ex-Bird Class Minesweeper>
就役；掃海艇として1918年　水上機母艦転籍は1936年　恐らく1946年退役

要目：
排水量840t、全長187ft10in、全幅35ft5in、喫水8ft10in、
機関出力1400馬力、最大速力14kts、砲兵装として3in砲2門を装備。
乗員数は72名。水上機母艦としての能力は給油と修理作業のみ。
大戦中に艦に対して海軍勲功章が与えられる。

　ヘロンの写真は見てないですが、同型の水上機母艦の写真を見るかぎりでは
Bird級掃海艇の艦尾に大型デリックを付けたのが元状態との大きな相違点で
しょうか？こちらに同型艦の写真がありますので御覧下さい。

http://www.ibiblio.org/hyperwar/USN/ships/AVP/AVP-4_Avocet.html
大塚好古

質問者です。回答ありがとうございます。
ところで「海軍勲功章」を受けたということですが、この艦は何か特別な功績があったのでしょうか？
またこのように、水上機に対して給油、修理のみ、で運用する艦は日本海軍にはあったのでしょうか？
きゃび

＞2
日本軍でも商船改造の特設水上機母艦を多数運用しましたが
これらは主に水上機の輸送と、泊地で移動基地的な任務に使われました
ソロモン戦で有名なＲ方面部隊は
常時、一隻の母艦がショートランド湾内に停泊し
数十機にも達する水上機の整備等に従事していました

水上機戦力に依存するものが多かった日本軍は
日華事変でも同様の運用を行っています

ＳＵＤＯ

＞２詳細は不明ですが、1941年の開戦後、フィリピン・南西太平洋戦区を転戦し、サルベージ及び
燃料輸送に活躍、その他に上陸作戦等の支援も行い、大戦中に4つのバトルスターを授与、その結果
海軍勲功章を授与された。
なお、1941年12月末に日本海軍機の爆撃によって損傷もしています。

　本艦の最後は1946年退役・除籍、最後は不明だが1947年にスクラップとされた…と言われて
おります。
大塚好古