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時折文献などで見かけるのですが、「深水槽」とはどのような用途に使われるのでしょうか。 Angel halo |
http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PLAN/CHOKEI/S34.html
大塚好古
商船の解説などに出てくるのですが、「深水槽」または「深水倉」はどのよう
な用途に使われるものなのでしょうか。
Angel halo
貨物船やコンテナ船の場合、喫水線より下の船倉は、海水で冷却されており、温度変化が小さいので荷主に好まれます。特に赤道を横走りに通過するヨーロッパ行きの場合、物によっては船腹手配の時、特別料金を払ってでも喫水線下を指定する事があります。
私はこの方面の専門ではないですが、ちょっとこの事を連想しました。
SHI
呼ぶ場合もありますが、あるいはそのことでしょうか。
Deep Tank は構造的な総称で、高さが甲板数層分あって、容積の割に
底面の水頭圧の高い(そのため、中に入れる液体の比重に応じた板厚と
補強が必要な)タンクのことです。
幅が狭くて高さの高いタンク(船首部の釣合タンク、機関室側面の
潤滑油タンクなど)は皆 Depp Tank になるかと思います。
IWA
船体の区画のこと(用途問わず)、でいいと思います。
頂板を超えて液体が入れられる時 槽(tank)、そうでないとき倉(Hold)
ですが、あまり区別せずどちらの字も使うようです。
タンカー(油槽船)の船倉は全部「深水倉(槽)」で、こうなると「深水」の
字はつけないようです。
IWA