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金剛型戦艦は高速戦艦と呼ばれているが大嘘ですね。新造時より強化されているといっても弾薬庫だけ三十六cm砲防御だったそうです。バイタルパートも自艦の砲弾に耐えられる本格的な高速戦艦への改造は可能だったのでしょうか? ロックマン |
tomo
現実に、イタリアが中型戦艦をほとんど新規建造かと見まがうばかりの大改造にて、
走攻防全てにわたって、次元の異なる戦闘力を得た例もあります。
しかしかける費用に見合った効果となるか、は全くの別問題でしょう。
そして、新造と変わらないほどの手の入れようを果たして「改装」と称してよいものかという問題もありますね。
勝井
また、自艦の砲弾に耐えられないバイタルパートを持った戦艦は
新戦艦にさえ複数存在します。
ですから、金剛型の例は程度の問題といったところでしょう。
また、金剛型が戦艦と呼ばれるのは艦種類別上の問題なので、
艦の本質とはあまり関係がありません。
BUN
tomo
例からして、ジャンボイジングを含めた大改装をすれば不可能ではないでしょう。
ただ、それが対費用効果にみあう改装か、と言われれば否と答えるしかないでしょう。
GuppyIIIにしても、この改装で得られる艦齢の延長は新造艦の半分に過ぎず、
対費用効果の面から見ればこれは良策ではない、と判断されていますので。
大塚好古
機関部で6インチの厚さの装甲を貼っています
ちなみに、これはビスマルクの80mm(+上甲板50mm)よりも厚いです
勿論、弾薬庫はもっと厚くなっています
これは、伝えられる日本軍の356mm砲弾の弾道性能から推算すると
最大射程でも耐えられる可能性をもった厚さで
想定される25,000m前後の距離ならば
大和の46cm、アイオワの40cm以外に貫かれる可能性は殆ど有りません
装甲材質や貼り足しで一枚板でない等の弱点も有りますが
この厚さは条約型戦艦の平均値よりも高いぐらいであることも理解してください
つまり金剛型は自艦の砲撃に耐えられるだけのバイタルパートを持っています
確かに舷側は最大203mmと貧弱で
戦艦級の砲撃には全然耐えられませんが、条約で舷側装甲強化を禁止されていたのですから
これを強化する可能性は条約脱退後にしか可能性は存在しません
そして、他の方が述べているように、条約が無くなって自由に出来るならば新型戦艦を建造した方が良いのです
SUDO