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目標を外れた魚雷はどうなるのでしょうか? 一定距離走行後、自爆or自沈するのでしょうか?それとも機雷のようにいつまでも 波間に漂っているのでしょうか? はしもっちゃん |
勝井
勝井山顕彰会
ロックマン
質問の内容とは異なりますよ。
BUN
1.ほとんどの魚雷は、一定距離走行後、魚雷内に海水を注水して自沈する方法をとってます。
A、WWII時代は注水専用のメカニカルなバルブ(弁)が付属されており、エンジン
或いはギア等とメカ的に繋がり、一定距離走行後、作動する様になっています。
帝国海軍では”沈降弁”、メカ的な繋がり部を”沈降弁起動装置”と呼んでました。
B、現在では−−−MK46Mod5対潜魚雷の場合。
FLOODING,VALVE(文字通り注水弁)という部品が存在します。
但しメカ的なバルブではなく、直径Φ50〜60mmX厚さ4〜5mmの、
確かマグネシウム系統の円盤です。
これが魚雷本体の側面に開けられている穴に貼りついている(栓をしている)
状態を想像してください。 このマグネシウムディスクが、おおよそ24時間で海水に侵食され−−−−
結果、魚雷は沈んでいきます。 すごい簡単な発想です。!!
ちなみに、P3CやSH60が投下するソノブイも自沈方法は同様の発想です。
どっちにしても、偶然、浜辺に乗り上げたのなら、沈没しようが無いです。
2,自爆装置というのは、小生は聞いた事がありません。 あっても不思議とは思いませんが!!
(潜航退避中の攻撃側潜水艦にしてみると、或いはホーミング魚雷を使用中のASW戦において、
命中爆発と誤認しやすい。からかもしれません)
奇跡の発動機?誉
1、独海軍Uボートが1942末〜43年の戦争中期以降使用したLUT或い
FAT魚雷が有名ですね。(G7a,G7e,の改良型)
要はジグザグ航走するプログラミングを発射前に設定しておき、目標をはずれても又、
ジグザグ航走しながら同じ目標を追いかけます。或いは運良く?このジグザグ航走領域に
タイミングヒットした、船団中の他船に命中するかも!(ちょっと変な文章)
プログラミングと言ってもマイクロコンピュータなんか無い時代です。メカ的(カム機構)で魚雷の舵を動かす。
2、現在のMK46他、ほとんどの対潜ホーミング魚雷の場合。
おおよそ半径200M〜400Mぐらいの円を描いてヘリカル(螺旋)捜索する様
プログラミングされています。
ヘリカル(螺旋)捜索とは : 廻りながら潜って探す事。事前に深度設定をしておく。
相手が水上目標の場合はたいてい、中、大型魚雷=有線魚雷を使用なので外れた場合、
発射母艦側から再度誘導指令を出します。
奇跡の発動機?誉