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映画”U−571”を観てて、海中の潜水艦同士の魚雷戦シーンがありましたが 実際の第二次大戦でも、海中の潜水艦同士が魚雷を打ち合って戦った実例はあるのでしょうか? 潜水艦同士がホーミング魚雷を使ってマトモな戦闘ができるようになったのは、第二次大戦後の話だと 私は思ってますが。 匿名 |
魚雷攻撃で撃沈したのが唯一の潜水艦対潜水艦の戦いの戦果であります。
なお、米海軍は1944年中にMk27対潜魚雷を潜水艦部隊に交付してますので、
対潜水艦戦はやれないことは無かったかも。
…まあ実際の所としてはMk27は追尾してくる対潜水上艦攻撃用として使用されて
ますけどね。
大塚好古
米潜水艦を攻撃するシーンがありますね。あの話では豊後水道で米潜水艦の損失が多かった
のは豊後ピートの乗る駆逐艦と潜水艦が共同攻撃していたからだ、ということになりますが、
あれからいくと大日本帝国海軍は世界に10年以上先駆けて水上・水中戦力を統合した対潜部隊を
保有していたことになります(微笑)。
…まあ映画や小説はあくまで虚構ですから、割り切って楽しみましょうよ。
大塚好古
ハヤカワ文庫の、邦題で『Uボート・コマンダー』という本です。
この本の169ページによると、ドイツ海軍では1942年10月までに8隻のUボートがイギリス潜水艦に食われたと判断していたらしいです。
そしてクレーマー氏のU−333自身、スペイン沿岸で浮上航行中にイギリス潜水艦に襲撃されてます。
どうやら、浮上中の潜水艦を水中から襲撃するというのは、イギリス潜水艦の常套手段だったらしいですね。
え? 水中VS水中の魚雷戦?
水中探知の問題と追尾魚雷の問題。どっちにもあまり詳しくない私ですが、よほどの幸運に恵まれないと難しいとは思います。
まあ、そんなことがあったとしても、撃沈した側の潜水艦の乗員が戦後に手記でも書かなければ分からないということを考えると、無かったと言い切ることもできないわけですが。
FIX
1945年の例が一件だけです。
なお、浮上中の潜水艦に対する潜航襲撃はFIX殿も書かれる通り結構な数が
報告されています。
大塚好古
U-571
そうすればもっといい映画ができると思う。
まあ実際の話をもとにしてますからそんなに変えられないとは思うけど、
あとあれだけ爆雷くらって撃沈しない潜水艦てのもすごい。
でもいい映画でしたね! 次はパールハーバーに期待してます。
あと最後に出てきた航空機はPBYカタリナでしょうか?
富嶽
潜水艦対潜水艦で攻撃潜水艦と目標潜水艦が共に水中にあった唯一の戦いであった
U-864とH.M.S. Venturerの戦いは1945年2月4日の事でした。U-864は約2時間半の間
潜望鏡とパッシブソナーで追尾された後、潜望鏡深度でMk8非誘導型魚雷による攻撃を
受けた結果沈没しています。この結果U-864は「最も恥ずべき潜望鏡航走を行なった艦」
として名を残しております。
大塚好古
対潜水艦戦用のR級潜水艦なんてのまで開発しちゃってますな
第二次大戦中盤までは潜水艦とは
潜りつづける船ではなかったし
その観点から言えば、見張り能力と速度の劣る小型水上艦ですから
浮上航行中の潜水艦を潜航した潜水艦で攻撃するってのは良い方法ですな
SUDO
質問者
tackow
日本もやっていますよね、米西海岸で“国籍不明”潜水艦を。
それともこれは皆さんは「敢えて」触れていなかったのかな・・・?
>U-571
>>まあ実際の話をもとにしている
と言いつつも、この映画ではドイツの“エニグマ破り”をしたアメリカの努力、
としての潜水艦戦の作品ですからね。
私はとやかく言いませんが、英国では議会で取り上げられて問題になったんですよ、この作品。
英国にとってこれは娯楽作品ではなくて平成のラットパトロールなんですかね?
「この映画すごく“クール”!」
こう連発するアメリカナイズされた若者を保守的な“大人”たちが意見しているだけですよ。
我々には関係ない話ですが。
かっぱ