雲龍型の未完成空母です。
確か６５％位の完成度で放棄されたんじゃなかったかな？
勝井

なぜ放棄されたのですか？

富嶽

↑１．資材不足（特攻兵器優先などの影響もあるでしょう）
２．造っても当分使い道がない（載せる飛行機がない、大型艦に使う燃料がない・・・etc）
ってとこではないでしょうか？
taka

建造計画の改変、中止は開戦直後から始まり、段階を追って行われています。
開戦当初に戦艦の建造が中止されたのに始まり、重巡洋艦が中止され、島風型の重雷装駆逐艦が甲型に置き換えられ、それも丁型に置き換えられて行く中で、潜水艦と空母は主要な計画が最後まで維持されていた艦種と言えます。
空母も、改大鳳型こそ早期に起工中止になっていますが、戦時型の正規空母としての雲龍型の建造は昭和２０年２月の機動部隊の事実上の解散までは何とか維持されていたのですから空母に対しての期待の程が想像できると思います。

余談。具体的な作戦計画としては１９年１２月に、組織的な存在としての機動部隊は２０年２月に、それぞれの終焉を見ることが出来ます。しかし個人的な見解ではありますが、日本の空母が出撃の可能性を完全に失うのはもう少し後のことではないかと考えています。

ＢＵＮ