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日本巡洋艦・駆逐艦陣が標準装備する 魚雷次発装填装置、 他国ではあまり採用例がないようですが、何故でしょうか? 機構的にはそれほど難しいものには思えないし、 あれだけ外見上目立つ装置ですから、他国が察知・研究しても不思議なさそうですが。 勝井 |
それが判れば帝国海軍が次発装填装置を廃止した理由も判るというものだぞ。
BUN
日米海軍の量的格差が拡大する中、2回目の雷撃機会はもはや望めない、
ただ1度に全てを賭ける、みたいに考えてますが。
勝井
極端な話、艦型に余裕があれば次発装填装置なんていらないんです。
BUN
タイプがありますけど、そんな装備をするなら甲型の様にした方が効果的だと思い
ます。ところで、他国は自発装填装置の存在を知ってたのでしょうか?
taka
BUN
戦闘時に魚雷の再装填を行なうのは非現実的である、と判断された結果あの発射管四基
搭載の駆逐艦建造が行われています。
大塚好古
質問文中にも書きましたが、
巡洋艦はともかく、駆逐艦のはあれだけ目立つ装備です。
察知は容易と思いますが。
初春級就役以降の、情報統制が厳しくなりつつある社会情勢を考慮に入れてもね。
(性能把握を防ごうとした例として、蒼龍の写真が有名ですね)
勝井
急速次発装填機構をもっている事を察知しているのであればソロモンで
「なんで日本駆逐艦はあんなに魚雷を発射できるんだ!」とアメリカ艦隊が
驚かないと思う。
あと意外と海外の皆さんは日本の公式発表数値を鵜呑みにしていたのも事実。
ウォルター・ロードが「信じられぬ勝利」の取材中に、加賀を爆撃したと
思い込んでいた第3爆撃隊員に恐らく蒼龍を攻撃したと思われるいう研究結果を
話したところ,「貴方は我々が10000トン程度の小型空母を爆撃したと言われるのか!」
と怒鳴りつけられたという逸話があるし。
大塚好古