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私は戦艦と巡洋艦のちがいは、魚雷の有無と思っていましたが 戦艦「金剛」は53.3cm魚雷発射管四連装×1を装備していますし 「グラーフ・シュペー」も53.3cm連装魚雷発射管×2を装備しています> と言うことは戦艦と巡洋艦は、どこで、区別するのでしょうか? ただ単に主砲が大口径ということだけなのでしょうか? 富嶽 |
通常交戦距離で、自艦の装備する砲で撃たれても貫通されないだけの装甲防禦を施している、大口径砲装備の大型水上戦闘艦を一般に戦艦と称します。
もちろん例外もあり、最終的には造った海軍がどう類別するか、や、常識的にはどこに収まるか、というやや曖昧なものになるとは思います。
ですが、ふつう、主砲が大口径なだけで装甲防禦が不十分な場合は、巡洋戦艦という種別になるでしょう。
また、英海軍が第一次大戦時に造ったハッシュハッシュクルーザーは38センチまたは45センチの主砲を持ちながら軽巡洋艦ですし、ドイツの「巡洋戦艦」は、ドイツ海軍の類別等級では大巡洋艦とされています。
まなかじ
また、戦艦も第1次大戦の頃までは魚雷発射管をごく普通に搭載してました。
勝井
この水中発射管は改装のときに撤去されてます。また戦艦の魚雷発射管は
結構付けられていたようです。(たいがい改装のときに撤去されてます)
「真実一路」にそういう話(戦艦と巡洋艦の話とかも)がありますよ
taka
ちなみに、ポケット戦艦の発射管は四連装ですね。
まなかじ
実は第2次改装後も発射管は残ってたりします。(4門)
運用面から「開かずの扉」になってた可能性大ですが…
きん
1.排水量が10000トンを超える
2.主砲の口径が20.3cm(8インチ)を超える
のいずれかを満たした艦を戦艦と呼ぶはず。(正確かな?)
魚雷の有無は入っていません。
ヒュー
13000t程度まで排水量が増加してますし、アメリカの「バルチモア」型とか
「デ・モイン」なんかははじめから10000tを越えてます。
防御に関しても「デ・モイン」型とかは自艦の主砲弾に耐えれると言うのはクリア
していたと思います。
分類ですがロンドン条約以降で普通の海軍国(ドイツなどは除かれる)なら主砲口
径が8インチを越えるものを戦艦と考えれば良いと思います。
で第一次大戦期ならまなかじさんのいうように防御力で分ければ良いと思います。
まあ巡洋艦っていうのは一番あいまいな艦種ですから・・・。
taka
まあそうですが、この条約によって巡洋艦の形式が決定されてしまったのも間違いありません。
実際、後のボルチモアやデ・モイン、さらには独ヒッパーに至るまで、
新鋭とはいえ条約型巡洋艦の発展型でしかありません。
ワシントン条約の意義は、巡洋艦に関しては、戦艦にある程度でも対抗することを不可能にしてしまったというのが最大のポイントではないでしょうか?
個人的には、後に8インチ砲巡洋艦が、日米を除いて建造されなくなったことに
結構興味をもっています。
勝井
建造の意図がまったく異なる点から条約型とは線引きする必要があると思うぞ。
大塚好古