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550 アメリカの駆逐艦、
第1次大戦後早々に主砲を全部両用砲としてしまいました。
大戦中でも高角砲の搭載をすでに始めてますが、

ここまで早く対空火器に目を付けた事情はどのようなものでしょうか?
勝井

  1.  勝井山、フラッシュデッカー(俗称Four Piper)が積んでいるのは両用砲ではないですよ。あれは
    4in/5inの平射砲であって、決して両用砲ではありません。

     きっとファラガット以降の艦のことだと解釈して話を進めますが、米駆逐艦が両用砲のみを搭載したのは
    ロンドン条約による駆逐艦の排水量制限その他の影響からです。WWI以降艦船局&設計局が研究したのは
    WWIのドイツS113級に対抗出来る大型駆逐艦(6in/47平射砲&5in/25高角砲搭載)及び通常型の
    艦隊型駆逐艦(5in/51平射砲&5in/25高角砲搭載)でしたが、ロンドン条約で備砲の口径と艦の
    排水量に制限が出来た結果5in/25砲のみを搭載とすることとされ、その後当時開発が終了した新型の
    5in/38口径両用砲を搭載することになったものです。
    大塚好古

  2. ええ、第1次大戦の平甲板型については
    高角砲1門の搭載ですね。
    書き方が足りませんでしたか?

    ですが、1門とはいえ駆逐艦にまで高角砲を既に積み込み始めてるんですから、
    米国の達見恐るべしです。
    勝井

  3.  勝井山、あれは卓見でも何でもないぞ。同時期のイギリス駆逐艦を良く見るべし。

     実際第一次大戦中に航空機による水上艦艇への爆撃/雷撃が起きてるんだから高角砲を
    積むのは当然でしょう。特にドイツの海軍航空隊は強力だったらしいから。

    大塚好古

  4. ↑2 それにファラガット級の就役したのは1934年の事だよっ。ボクは文章に「第一次大戦後早々に」と
    あるからその当時就役した四本煙突型の事だと思ったんだよっ。

    (書き込みの芸風変えると疲れるから止めよう(^^;)
    大塚好古


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